こんにちは!
子どもと一緒に3Dやものづくりを楽しみたい、“まるいしお”です。

今回は、いつもお世話になっている プロノハーツスタッフ様 からのご依頼。
「飾ってかわいいトイレットペーパーホルダーが欲しい!」とのリクエストをきっかけに、ぶたさんトイレットペーパーホルダー を作ってみました。

この記事では、モデリングの工夫や実際に造形して使ってみた様子をお伝えします。


こんな方におすすめ!

  • かわいい雑貨を自作してみたい

  • Fusion360のスカルプ機能を試してみたい

  • 3Dプリンターで実用&癒しアイテムを作ってみたい


1. Fusion360でモデリングしてみる

”飾ってかわいいホルダー” をどう作ろうか…と考えていたとき、目に入ったのが ピンク色のフィラメント。
「そうだ、ブタを作ろう。」

ブタといえば、ふっくら愛嬌のある顔が欠かせません。
でも、CADでニュアンスを作り込むのは大変……。

そこで活躍したのが Fusion360のスカルプト機能です!

Fusion360の スカルプト機能 は、曲線的でやわらかいフォルムや、有機的なデザインをつくるのにぴったり。CADらしいカッチリした形だけでなく、キャラクターや雑貨など“ふっくらした造形”にも向いています。
👇スカルプト機能について詳しくは、過去の記事をご覧ください。
主婦3人組・モデリングに挑戦!~1.スカルプト基本操作~

まるで粘土をこねるように自由に形が作れるので、CGソフトのような感覚でふっくら可愛いフォルムを目指してモデリングしました。

足の部分は通常のソリッド・サーフェス機能を使用。
このように1つのソフトで様々なモデリングができるのが、Fusion360の魅力の1つですね。

こうして、ぶたさんモデルが完成です!


2. 実際に造形して使ってみた

完成データを3Dプリンタで造形します。
今回もBambu Lab X1 Carbon をお借りして造形しました。

まずは顔のパーツから。造形したてはのっぺらぼうですが……

ここで登場するのが 百均の目玉シール
貼る位置を変えるだけで表情も変わり、ちょっとした遊び心が楽しめます。

続いて足のパーツ。
V字の切れ込みと、ほんのりがに股な形がこだわりポイントです。

どうせなら!と、今回は ピンクのトイレットペーパー を買ってきました。
やっぱりぶたさんにはピンクが似合いますね。

……と、ここでスタッフ様から一言。
「しっぽは?」

たしかに! 私もそう思っていました!
急いでおしりをモデリングして、くるんとしたしっぽ を追加。
サポートを外すときは、折れないようにそっと……。

そして、しっぽを迎えてようやく完成!
小さなディテールですが、あるだけで“ぶたさん感”がぐっと増しました。

仕上げに、いろんな角度からのショットをどうぞ。

ぶたさんのしっぽ。

開けるとぶたさん


3. さいごに

毎日使う場所に、ちょっとしたユーモアやかわいさがあると気分も明るくなりますね!
フィラメントの色を活かしたアイテムを作れたのも満足ポイントでした。

今回作った 「ぶたさんのトイレットペーパーホルダー」はモデラボに公開しています。
「ちょっと試してみたいな」という方は、ぜひご自由にお使いください。

https://modelabo.net/gallery/4408

プロノハーツスタッフ様、楽しいご依頼をありがとうございました!