こんにちは!
子どもと一緒に 3D CAD やものづくりを楽しみたい、”まるいしお”です。

突然ですが、遥か遠く太陽系の端にある海王星。
どれくらい遠いかご存じですか?

少しでもそのスケールを体感できないかと、太陽系の3Dモデルを作成しARで表示してみました。

果たして、無事に海王星までたどり着けたのでしょうか、、、


1. はじめに

最近、子どものために買った宇宙の図鑑を、一緒になってワクワクと読んでいます。
その中でも、子ども達はやはり親しみやすい太陽系の惑星が気になる様子。

太陽から海王星までの距離は、45.044億 km!!

桁が大きすぎて「あぁ、遠いんだな・・・」という感想しか出て来ませんでした。
宇宙に関する事のほとんどは、スケールが大きすぎて想像ができない まるいしお です。

という訳で、ARで太陽系の惑星を表示させて、少しでも海王星の遠さを体感できないかチャレンジしてみることにしました。


2. データの作成

まずは太陽系の3Dデータを、図鑑を見ながら子どもと一緒に作成します。
今回もお馴染みのFusion360を使用。

もちろん実寸大では作成できません。
それでも少しでもイメージがわけばいいなと、基準となる地球を家にあったボールと同じ大きさにしてデータを作成してみました。

水星の大きさは地球の1/3。
図鑑を見て知ってはいましたが、3Dで太陽の横に配置すると探すのに苦労するほどの小ささ。豆粒以下です。

「水星どこどこ?」「こんなに小さいんだね~」と、子どももより具体的なイメージがわいた様子。
3Dの力ですね。

Fusion360で作成したデータをARで表示する方法は、過去の記事をご覧ください。
>>「AR」で水族館を作ってみたい


3. ARで海王星をさがす

データが作成できたので、早速 ARで表示させて太陽から海王星まで歩いてみることに。
小さなわが家の中では、スケールの大きい宇宙を体感できないので公園までGO!!

はい。

結果、海王星までたどり着けませんでした。
遠いですね、海王星!

データの表示位置やサイズを調整すれば、海王星までたどり着くことができたと思いますが、まだまだ寒い北風に負けて今回はここで断念・・・。

目的の海王星まではたどり着けませんでしたが、折角なので写真もどうぞ。

土星から太陽を眺める。
奥にある赤い球が太陽、手前の黄い球が木星。地球などはみじんも見えません。

さらに進むこと、十数メートル。
雑木林の奥によーーーーーく見ると天王星が!!

氷の惑星・天王星を発見!!
ふりかえると、太陽が小さくなってきました。天王星の表面温度は-195℃、寒いはずです。

最後、このどこかに海王星がいるはず・・・(絶望)


4. さいごに

今回は海王星までたどり着くことができませんでしたが、かえって海王星の遠さを体感できたような?(都合良く考える)
暖かくなったら再チャレンジしたいと思います!!

子どもも何となく、「水星って小さいんだな」「地球は太陽に近いんだ」「海王星って遠い」ということを知識だけよりも具体的にイメージできたように思います。
ARや3Dの効果を感じました。

また、この海王星までたどり着けるかのチャレンジを「海王星さがし」と称して、家に帰ってからも子どもがゲームのように楽しんでいました。
子どもに興味をもってもらう、良いきっかけになるかもしれません。

さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。