こんにちは!
子どもと一緒に3Dやものづくりを楽しみたい、“まるいしお”です。
以前、落ち葉にレーザー彫刻できるのかを試したところ、結果は見事に失敗。
今回はその反省を踏まえた 再チャレンジ です。
果たして、今度こそ成功するのでしょうか。
1. 前回の失敗を振り返る
前回は、公園で拾った落ち葉をそのまま使ってレーザー彫刻に挑戦しました。
しかし結果は、焦げてしまったり、思ったほど抜けなかったりと散々な仕上がりに。

前回の反省点
ここで、前回の加工結果から分かったことを整理します。
- 水分が多い葉は、焦げやムラが出やすい
- 葉が反っていると、フォーカス(焦点距離)が安定せず、彫刻が不均一になる
- 薄すぎる葉は、レーザー出力に耐えられず焼け落ちやすい
つまり、葉っぱへのレーザー彫刻には
「乾燥していて、ある程度の厚みがあり、できるだけ平らな素材」
が適している、という結論に至りました。
2. 今回選んだ素材
この反省を踏まえ、今回は素材選びから見直します。
前回使用した落ち葉は、自然素材としては魅力的ですが、加工条件のばらつきが大きく、初心者には難易度が高めでした。

そこで今回は、乾燥シナモンの葉を用意。
料理のスパイス用のもので、100g で 1000円 ほどでした。
葉っぱの大きさにバラツキはありますが、思っていたより状態は良さそうです。

レーザー加工の素材としては、かなり扱いやすい条件です。
このシナモンの葉で、葉脈を残しつつ、透過するような彫刻表現を目指します!
3. 再挑戦スタート
3-1. レーザー出力のテスト
乾燥しているとはいえ、葉は非常にデリケートな素材です。
まずは レーザー出力と加工条件の最適値 を探ります。
理想は、
- 黒ベタ部分が焼け落ちない
- 明るい部分も、うっすら加工されたことが分かる
このバランスが取れる条件です。
グレースケール(黒〜白)のテストパターンを用意して出力値を変えて試してみました。

出力を11%に設定すると、黒ベタ部分が焼け落ちてしまいました。
一方で、出力を下げすぎると、今度は白に近い部分の加工がほとんど分からなくなります。
そこで今回は、出力とデータの両面から調整する方針にしました。
- 出力は 10~11%の範囲 に抑える
- 加工データは 真っ黒なベタ塗りを避け、線や階調中心の表現 にする
この設定にすることで、焼けを防ぎつつ、葉の質感を活かした彫刻を狙います。
3-2. 加工データの準備
前回の結果から、仕上がりが良かったデータの傾向も整理しました。
- 線が細く、輪郭が明確
- 黒ベタ部分が少ない
- 白黒のコントラストがはっきりしている
そこで今回は、この条件を満たす画像を使用します。

レーザー彫刻では、カラー画像のままでは制御しづらいため、
白黒(2値またはグレースケール)に変換し、白黒も反転しておきます。

これで、加工準備は完了です。
3-3. レーザー彫刻開始
データと条件が整ったところで、いよいよ加工です。
まずは葉を固定します。
反りが出ないよう、できるだけ平らになるようにセットしました。
(今回は写真を撮り忘れてしまったため、参考として以前の写真を掲載しています)

準備が整ったら、加工スタート。
(こちらも同様に、以前撮影した動画を参考として掲載しています)

加工完了。
この時点では、まだ少し分かりにくい状態です。

そこで、青空に透かしてみると……

葉脈だけが残り、絵柄がくっきり浮かび上がりました!

顔のど真ん中に筋(?)が入っているのが残念ですが、髪のラインはきれいに彫刻されています。
まだまだ改善の余地はありますが、ようやく納得のいく仕上がりになりました。
4. まとめ
葉っぱへのレーザー彫刻は難易度が高い分、成功したときの達成感は格別です。
今回のポイントをまとめると、
- 乾燥した葉を使うと成功率が大きく向上する
- できるだけ 平らで、ある程度厚みのある葉 を選ぶ
- 加工データは 線主体・高コントラスト が扱いやすい
自然素材ならではの個体差や偶然性も、この加工の面白さのひとつ。
条件を詰めれば、レーザー加工でも十分に表現を楽しめると感じました。
次は、また別の植物素材でも試してみたいと思います。
さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。




