こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
今回はショッピングセンターのフロアマップを使って、簡単な模型作りに挑戦!!
この記事では、「子どもと一緒に作る」を目的に、少しだけ工夫して工作した様子をお伝えします。
お子さんとの工作の参考になれば幸いです。
1.はじめに
建物探検が好きな長男(年長)。
ショッピングセンターや公共施設など、初めての建物へ行くとフロアの端から端、階段やエスカレーターを登ったり、降りたり。
楽しそうに歩き回っています。
2.データを作る
早速、Fusion360を使用して、ペーパークラフトの元となる3Dデータ作り。
簡単に手順をご紹介します。
- フロアマップの画像をスキャナで取り込んで、Fusion360 に「キャンバス」で配置する。
- 「スケッチ」で建物の外形を描く。
- 「押し出し」で外形のスケッチを押し出す。
- 「パッチ」で床の面を張る。
立体になってくると、喜ぶ長男。
ただし、時間が掛かると飽きてしまうので、手早くデータを作ります。 - 1~4の手順を繰り返して、上の階も作成します。
おまけに、エスカレータやエレベータなどの上下階をつなぐ所にも面を張って完成です。
最後に STL形式で書き出します。
3.ペパクラデザイナーで展開する
続いて、Fusion360で作成したデータを、「ペパクラデザイナー」というソフトで展開図にします。
ペパクラデザイナーについては、過去の記事をご覧ください。
3-1. 使い方
書き出した STL をペパクラデザイナーで開き、「展開」ボタンを押します。
ワンクリック、自動で展開されます。簡単!!
3-2. 修正
ただ、このままでは問題があるので修正をします。
① 用紙に収める
「面の分離と接続」で、分離や繋げたい辺をクリックして、用紙に収まるように修正します。
② のりしろを追加
「のりしろの編集」で、のりしろ を追加したい辺をクリックします。
この時、「貼り合わせる相手がない場合」のメニューを変更することで、のりしろ の種類を選択できます。
ここで、「つまらない」と子どもからクレームが・・・
細かい確認はそこそこに、急いで次のステップへ進みます。
4.組み立てる
展開図ができたら、印刷していよいよ組立てです!!
今回は、厚紙がなかったので、とりあえず家にあった普通紙で作ることに。
子どもが興味を持っている内に、家にある物でちゃちゃっと進めたい。
ちなみに、肝心のフロアマップの部分は、本物のフロアマップを切り抜いて、のりで貼り付けてみました。
あとは、コツコツ貼り合わせていきます。
この時点で、子どもはパーツを持って、どこかに行ってしまいます。
強奪されたパーツを取り戻しつつ、、、(ここまで来ると、もはや親の意地)
なんとか完成しました!!
後ろ側はこんな感じです。
全体的にヨレヨレなのは、急いだせいか、普通紙のせいか、はたまた不器用なだけか・・・(それだ!)
「○○のお店はどこですか?」と聞くと、「こちらでーす!!」と言って、
完成した模型で、脳内散歩をする長男でした。
4.さいごに
今回は「子どもと一緒に作る」ために、以下を工夫しながら工作しました。
- 子どもが一緒にできるように、簡単な手順と形にする。(手伝うだけでも満足っぽい)
- 思い立ったらすぐに作る!材料は家にあるもので。(そもそも買いに行くだけで一苦労)
- 飽きない内に、手早く完成まで!!(最重要)
子どもは次から次へと色んなものに興味を持つし、完成させてもすぐに飽きるし・・・
年齢やその子によると思いますが、「作る」を一緒に楽しむには、
あまり完成度を求めず、手軽に短時間で作れると良さそうだと感じました。
さいごまでお付き合い頂き、ありがとうございました。