こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。

子どもも大人も大好き、ペーパークラフト。
紙とのりだけで、平面から立体が出来上がっていくのが楽しいですよね。
オリジナルなペーパークラフトができたらもっと楽しそう!

この記事では、「ペパクラデザイナー」というソフトを使って、3Dモデルからペーパークラフトを作成する方法をお伝えします!!

初心者が試行錯誤しながら作成しているので、最適な方法ではないかもしれません。
こんな方法でも出来るんだな、という感じでご覧頂ければ幸いです。


1.「ペパクラデザイナー」について

「ペパクラデザイナー」は、ペーパークラフト用の展開図を作成するためのソフトウェアです。

  • 3Dモデルから自動で展開図を作成
  • 作成した展開図を印刷用にエクスポート
  • 無料でも使えます!!(機能制限あり)
  • PCにソフトのインストールが必要

こんなソフトが「無料」で使えるなんて!!すばらしい。
操作もとても簡単そうです。

詳しくはペパクラデザイナーのサイトをご覧ください。
https://www.tamasoft.co.jp/pepakura/index.html


2.展開図を作ってみた

早速、ペパクラデザイナーを使って、3Dモデルから展開図を作ってみました!
簡単に手順をお伝えします。

  1. お好きなソフトで、3Dモデルを準備する。
    今回は、これまた無料の3DCAD「Fusion360」を使って、宝石を作ってみました。
  2. ペパクラデザイナーの、「ファイル」から「開く」で3Dモデルを読み込む。
    今回は obj形式でエクスポートしましたが、dxf や stl なども読み込めるようです。
  3. 裏表や向きなどの設定ウィンドウが出るので、お好みで設定して下さい。
  4. 組み上がりのサイズを指定します。
  5. データの読み込みが終わったら、「展開」ボタンを押して展開させます。
    ワンクリック、自動で作成されます!すごい!!
  6. 必要に応じて、糊しろや面の分離箇所の設定を修正します。
    図のように用紙からはみ出ている場合も、ここで修正して下さい。
  7. 最後に、印刷するために PDF に書き出して完成です!

いかがでしょうか?
「晩ごはんのおかずにもう一品・・・。そうだ高野豆腐つけとこう!!」
という位に簡単ですよね。


3.作ってみた

作成したPDFを印刷して、実際に作ってみました。

組み立てる時にしっかりするように、写真プリント用の少し厚い紙を使用しました。

宝石らしくキラキラさせたいので、表面にはキラキラなオーロラ折り紙をのりで貼り合わせました。
オーロラ折り紙、子どもの頃は宝物でした。懐かしい。

切り取って、のりしろを貼り合わせている様子。
平面が立体になる喜び。

5分ほどで完成!!

裏側はこんな感じです。

今回は、中に飴とかを入れる、ちょっとしたギフトボックスを想定。
上面は貼り合わせずに、フタとして開くようにしてあります。


4.さいごに

最後に皆様、お気づきでしょうか?
もし今回、上面をフタとして開閉させず、貼り合わせて閉じた形にするつもりだったら・・・

そう!貼れない!!

完成した後に気が付きました。
貼り合わせる順番を変えれば、何とかなりそうですが。

この後、子どもの雑誌付録にあったペーパークラフトを見ると、なるほどよく考えられています!!
素晴らしいツールがあっても、使いこなす技量とセンスが必要ですね。

それでも、無料のツールを使って気軽にオリジナルなペーパークラフトが作れるのは楽しいので、また挑戦してみたいと思います!

さいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました。