こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
今回は、子どもの手描きイラストを、レーザーカッターを使って木に彫り込んでみました!
その様子を全2回でお伝えします。
- 子どもが描いた絵を活用してみたい
- 手描きの絵をデジタルデータにしてみたい
という方のご参考になれば幸いです。
初回である今回は、手描きイラストを加工用データへ編集した様子をお伝えします。
※本内容は、初心者が手探りで作業した内容ですので、「こんな感じでできたんだ」という程度にご覧頂けたら幸いです。
1.さいしょに
ある日、長男が言いました。
「ねぇ、おかーさん。かんでんちつくって!」
そこから、今回のものづくりがスタートです。
こちらが長男が作ったコントローラーです。
これで、長男をコントロールすることができます。(便利)
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、イメージは「スーパーファミコン」のコントローラーです。
令和の時代に・・・
2.加工用データを作る
そんなこんなで、レーザーカッターを使って「かんでんち」を作ることに。
折角なので、長男の手描きの絵をベースに、加工用のデータを作成したいと思います。
手描きの絵から加工用データを作るには、、、
- 手描きで絵を描く
- スキャナで取り込む
- 線の太さを調整して、白黒画像にする
- ベクタ形式にして完成!!
ちなみに「ベクタ形式」とは、色や形などを数値で管理して描画するデータです。
詳しくは、過去記事「主婦3人組・レーザーカッターに初挑戦!~2.データの準備~」を参照下さい。
データの作成
さて、実際に加工用データを作成していきます。
まずは紙とペンで絵を描きます。
続いて、スキャナで絵を取り込んでパソコンで作業します。
ちなみに、今回は「GIMP」と「Inkscape」というフリーソフトを使用しました。
ベクター形式へ変換するのは、とても簡単です。
②で作成した画像を、Inkscapeへ取り込んで「ビットマップのトレース」という機能を使えば、一発でベクター形式のデータを作成してくれます。(但し、制御点はかなり多め)
こちらが最終的な、加工用データです。
手描きの絵と比べていかがでしょうか?
レーザーカッターで加工できる幅を考慮しながら、なるべく手書きの風合いが残るように、線の太さを調整してみました。
3.さいごに
小さい子が描く絵って、味があっていいですよね。
子どもが描いた絵を身近なものに活用できたら、親も子ども自身も喜びそう!!
レーザーカッターなら、それを実現できそうです。
そんな手描きの風合いを無くさずに、デジタルデータにするのはなかなか難しい・・・
特に加工用データとなると、最低幅等の加工要件も考慮しなければいけないのでより悩ましいところです。
そんな事をいいつつ、今回は感覚でデータを作成したわけですが。
果たして、そんないい加減でも加工はできるのか?
次回は、レーザーカッターを使って加工をした様子をお伝えします。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。