こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
子どもが大好きな「レールのおもちゃ」。
みなさんは、木製派でしょうか?それともプラスチック派?
どちらも捨てがたいですよね。
でも、この2つは連結部分の形が違うので、そのままでは繋げられないのです…
その2種類のレールをつなぎ合わせる、「連結パーツ」を作ってみました!
その様子を全2回でお送りします。
>>第1回の記事はコチラから。
前回はモデリングの準備として、レールを実測しました。
第2回の今回は、モデリングと造形、そして実際にレールで遊んでみた様子をお伝えします。
- 何か「ものづくり」に挑戦してみたい
- 3Dプリンタってどんなことができるの?
という方のご参考になれば幸いです。
1.モデリング
今回、作成しようとしているのは、こちらの2種類の連結パーツです。
前回はモデリングをする前に、まず現物のレールを測定しました。
今回は、測定した寸法を元に3Dモデルを作成しました。
CADは無料の「Fusion360」を使用。ちなみに、今回作成した3Dはモデラボサイトにアップしてあります。
もしご興味がございましたら、ご覧いただけると幸いです。
https://modelabo.net/gallery/3843
2.造形
続いて、FDM方式の3Dプリンタで造形。
2つ同時に造形して、約1時間程でできあがりました。
ここで、1つ目の問題が発生。
ラフト(造形時に作られる土台のようなもの)が剥がれない!!
がんばりましたが、裏側はこんな感じです(泣)
いつかニッパーとヤスリで、キレイにしたいと思います。
3.遊んでみた
何はともあれ、さっそく連結してみました。
レールの高さが違うので、勾配をつけてあります。
ところどころ段差がありますが、遊ぶのには問題なさそうです。
そして、ここで2つ目の問題が発生。
はめる時に、キツイところができてしまいました。
メスしか測定しなかったのがいけなかった?
オスもちゃんと実測すれば良かったと後悔です。
とは言え、ちょっとキツイものの、使えないことはないので
そのまま子どもと一緒に、コースを組んでみました!!
ちなみに、子どもの感想は
「すごーーい!!
でも、なんでクロ?ちがう色がいい!!」
ハハは切ない。
4.さいごに
無事に箪笥の肥やしになっていたプラスチック製のレールが、「連結パーツ」を使うことで1軍への昇格を果たしました!!
みなさんも「形は似てるけど、組付けられない」という経験があるのではないでしょうか?
メーカーや製造時期の違い・・・などなど、理由は様々。
でも、そんな製品同士に互換性を持たせるパーツは、なかなか売られていません。
世の中に無いなら、作ればいい!!
モデラボのご投稿にも、異なる製品を組み合わせるためのパーツを拝見します。
もし、コレとコレをつなげたい!と思った時には、連結パーツを自作してみてはいかがでしょうか?
さいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました。