こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
前回は、 Tinkercad について簡単な説明と、基本的な使い方をご紹介しました。
第2回の今回は、「組子」をイメージしたモデルを、プログラムで作成した様子をお伝えします。
- プログラミングってどうやるの?
- プログラムでモデリングすると、どんなことができる?
などなど、簡単な手順や、プログラムを使うことによる強みなどをご紹介したいと思います。
初心者が手探りで挑戦してみた内容ですので、「こんな感じでできるんだ」とご覧頂ければ幸いです。
そもそも、「Tinkercad」って何?という方には・・・
過去記事はコチラ >>Tinkercadに初挑戦! / >>Tinkercadでモデリングに挑戦!
1.完成イメージ
今回は「組子」をイメージした、こんな3Dモデルをコードブロック※1で作成してみたいと思います。
同じ形で構成されているので、繰り返しに強い「プログラム」で作るのに適しているのでは?
と思い選びました。
無事に作成できるでしょうか?
※1 コードブロックとは、ビジュアルプログラミングで3Dモデリングができる、Tincercadの機能です。
1.基本の形をつくる
さっそく、基本となる三角形に線が入った図形から作成します。
普段使っている3DCADなら「端点スナップで移動」で、一発ですが・・・
プログラムでは全て数値で指示する必要があります。
三角関数なんて、懐かしすぎてふるえる・・・
まさか社会に出てから使うことになるなんて。
ちなみに、今も昔も大の苦手です(汗)
(後日談:三角関数を計算してくれる関数が、コードブロック内に準備されていました。そちらを使えばもっとスマートにプログラムができそうです!!)
そんなこんなで、完成したコードがコチラです。
実行してみます。
クルクル回るのが楽しい。
2.回転して組み合わせる
基本の形ができたので、回転して組み合わせていきます。
普通のCADだったら一発なのに・・・
計算が苦手なので、全力で計算しなくて良い方法を考えます。
そんなこんなで、完成したコードがコチラです。
実行してみます。
3.複製して配置する
「麻の葉」がひとつでは寂しいので、複製してみます。
そんなこんなで、完成したコードがコチラです。
実行してみます。
これこそプログラムの得意技「繰り返し」で、複製することができました。
ちなみに、私自身はプログラミングに関して超初心者。
なので出来上がったプログラムも、かなりもたついています(汗)
きっと、プログラミングに詳しい方がやれば、もっとスッキリしたコードになると思われます。
4.さいごに
- モデリングツールとしては、もちろん普段使っている3DCADに軍配が上がります。
記事中でもお伝えした通り、全てを数値で教える必要があり、手がかかりました。
ただ、単純作業を繰り返すにはもってこい! - プログラムという文字情報から、アニメーションでモデリングが進むのは、見ていてとても楽しい。
- プログラムを変更すると、どのように変化するのかをすぐに確認できるのも面白い。
個人的には、純粋にモデリングツールとして使うのではなく、プログラムに触れるきっかけとして、とても良い機能だと思いました。
ぜひ、お子さんと一緒に挑戦してみてはいかがでしょうか?
さいごまでお付き合いいただき、ありがとうございました。