こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
前回に引き続き、「Tinkercad」という3Dモデリングソフトを使ってモデリングに挑戦してみました。
相変わらず、マニュアル等は調べずに直感を頼りに操作を進めてみた結果…
無事に思うように造形物が完成したのか!?
早速、いってみましょう!


「Tinkercad」を使ってモデリングに挑戦!

1.モデリング

まずはドーナッツのような、円盤をくり抜いた形状を作っていきます。
「円柱」を選択し、作業平面に配置。

次に寸法を指定していきます。
オブジェクトを選択すると表示される、①「□(四角)」をクリック。
寸法が表示されるので、作成したい形状の寸法を②に入力します。
今回は60×60mmにしました。

次に真ん中をくり抜きたいと思います。
どうやら、このストライプが「穴」コマンドのようです。
穴の寸法は45×45mmにしました。

同心でくり抜きたいので、位置拘束を試してみたいと思います。
配置した二つのオブジェクトを選択した状態で、①「位置合わせ」をクリック。
②「●(黒丸)」が表示されるので、揃えたい軸の●をクリックしていきます。

同心に揃えた後、おまけのリングをつけて
今回の目的の形状が完成です!(なんだこれ?)

2.造形してみた

作成した3Dデータを3Dプリンタで造形していきます。
まずは、STLデータへの書き出しをするため、「エクスポート」をクリック。

表示されたウィンドウで形式を選択します。今回は「.STL」にしました。
書き出しが完了すると、自動的にPCへファイルがダウンロードされます。

さて、書き出したSTLデータを使って造形したものがコチラです!!

で、なんだこれ??
結論から申しますと、前回作成した「時計のおもちゃ」の追加パーツなのです。
先日、完成した時計のおもちゃを意気揚々と家族にお披露目したところ、
「背面のホットメルトが見えているのが・・・」(夫)
「ぺったんできない!!(冷蔵庫に引っ付けられない)」(子ども)
と、有難いご意見を頂いたので、その対策のために追加パーツを作ったというわけです。

というわけで、追加パーツをくっつけた「改良版・時計のおもちゃ」がこちらです。
裏面には磁石をくっつけました。
リングの部分には紐を通して、首からぶら下げる想定です。
 
冷蔵庫にもくっつきます。
子どもにも満足してもらえたようです。


3.造形まで終えて

今回のモデリングは、マニュアル等を調べずに手探りで行いましたが、所要時間は30分程度でした。
本当に直感的な操作が可能で、小難しいコマンド名も出てこないので、
これから3DCADに挑戦してみたいという方にオススメです!
また、まだ試せていませんが、作成した3Dデータを「ブロック」や「レンガ」に変換する機能もあるため、
子どもと一緒に作成した3Dデータをこの機能で変換させて、実際にブロックで組立してみる。
なんて言うのも楽しそうです。
「Tinkercad」、見た目と操作性のポップさで侮るなかれ。
なかなか奥が深そうなモデリングソフトです。ご興味ある方はぜひお試し下さい!