こんにちは!
子どもと一緒に 3D CAD やものづくりを楽しみたい、“まるいしお”です。
今回は「2色フィラメント」を使った3Dプリントに挑戦してみました。
通常の単色フィラメントと違って、1本のフィラメントに2色が組み合わさっているこの素材。角度によって色味が変わったり、造形によって印象が違ったり…とても、面白そうです。
ということで、実際にモデリング&プリントを試してみました!
あくまで“試してみた”レベルではありますが、やってみたからこそ分かったポイントなども合わせてご紹介します。
1. 2色フィラメントってどんなもの?
今回、使用したフィラメントは、「Bambu Lab PLA Silk Dual Color フィラメント」です。
プロノハーツのスタッフ様に教えて頂きました。いつもありがとうございます!
巻かれている状態でもうすでにキレイ!見ているだけでちょっとテンション上がりますね。
配色は、「青 × 赤」のコントラストが強めのタイプです。
ご覧の通り、2色フィラメントは断面が半々で色分けされているものが多く、プリント中にノズルの動きや積層の仕方で見え方がガラッと変わるのが特徴だそうです。
2. モデリングしてみた
どんなものを造形すると、2色フィラメントの特徴が活かせるのか調べてみました。
- 表面に緩やかな曲面が多いもの
- 模様やディテールが浮き立つようなデザイン
- 回転対称や円形の形状
逆に、平面的な形や角ばったデザインだと、あまり2色の面白さが活かせないようです。
上記を踏まえて、以下の2つの形状を作成してみました。
一つ目は緩やかな曲線を意識したものです。
2つ目は角ばった面で構成された形状。
この2つの形状を造形して、出来栄えにどのような違いが出るのか試してみたいと思います!
ちなみに、違いを確認することが目的だったので、今回はそれぞれを半分にカットしたものを造形して貼り合わせます。
Bambu公式サイトには、造形スピードを遅くすることで光沢の質感を調整できる、というような事が書いてありましたが、今回はデフォルトのPLAと同じ設定にしました。
- 使用機種:Bambu Lab X1 Carbon
- 使用フィラメント:PLA
- レイヤー高さ:0.2mm
- 造形時間:120min
無事に造形が完了。
仕上がりはこんな感じ。きれいなグラデーションです!
角ばった形状はこちら。面ごとに色が変わるのが面白いですね!
画像でお伝えするのは難しいですが、角度によって青っぽく見えたり紫っぽく見えたり…手に取って見るとかなり印象が変わります。
どちらの形状も2色フィラメントを楽しむことができそうですが、わが家では曲線の方が人気でした。
3. さいごに
2色フィラメント、想像以上に面白かったです!
特に「見た目のインパクトが欲しい造形」や「ちょっとしたオブジェ・ギフト」にぴったり。
モデリングの段階で「表面の曲面を意識する」などの工夫を入れると、仕上がりがぐっと良くなる印象でした。
興味がある方はぜひ、手に取って試してみてくださいね!
さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。