TOPICS記事でおなじみの 北澤、なを、まるいしお のドタバタ主婦3人組が、3Dプリンタ「Bambu Lab X1-Carbon」での造形に挑戦!!

この記事では、造形の様子や使った感想をご紹介します。
書き手は、夜中にハムスターが脱走して寝不足な ’まるいしお’ でお伝えします。


目次

  1. Bambu Lab X1-Carbonについて
  2. 造形してみた
  3. さいごに

1. Bambu Lab X1 – Carbonについて

今回使用させて頂いた3Dプリンタは、
高品質で迅速な印刷を実現する「bambu lab x1-carbon」(2023年5月 国内販売開始)です。


(出典:Bambu Lab サイト

1-1. 主な特徴

● 高精度・高速印刷

最大20,000mm/s²の加速度と500mm/sの高速印刷を実現し、通常の3Dプリンターよりも短時間で高品質な造形が可能。

● マルチマテリアル対応

最大4種類のフィラメントを自動的に切り替え可能なAMS(Auto Material System)に対応。
また、PLA、ABS、PETG、TPUだけでなく、カーボンファイバーやナイロンなどの高機能フィラメントにも対応。

● 内臓AI機能

AIによるエラー検出システム(レイヤーシフト、スパゲッティなど)を搭載し、印刷品質の向上と失敗の軽減。また、内臓カメラでリアルタイムにプリント進行状況を監視可能。

1-2. こんな人におすすめ

  • 高品質で迅速な印刷を求めるプロフェッショナル。
  • 複雑なデザインやマルチマテリアル印刷に挑戦したい方。
  • 高性能3Dプリンターを初めて使う初心者
    (とはいえ、初心者が手を出すのは難しいお値段ですが、、、)

どの機能も嬉しいものばかりですが、特に「マルチマテリアル印刷」は造形の幅を大きく広げることができそうなのでとても楽しみです!!


2. 造形してみた

さっそく Bambu Lab X1-Carbon を使って造形してみたいと思います!

2-1. 開梱と設置

まずは開梱から。

最初に輸送時のガタ止めを外したり、タッチパネルを接続したり簡単な組み立て作業があります。
今回はプロノハーツのスタッフ様が対応して下さいました。いつもありがとうございます!

本体の大きさは、389 * 389 * 458 mm³。
AMSを含む総重量 は、約 22kg。
持った感じは、オーブンレンジと同じくらいでした。

上にのっているのが AMS(Auto Material System)で、異素材、異なる色のフィラメントを4つ装着することができます。
AMSは最大4台接続、16色のマルチカラー造形が可能。4台接続したら圧巻でしょうね!

上の写真で見切れていますが、タッチパネルもフルカラーでまるでスマホのようです!分かりやすい!!

中はこんな感じ。
最大造形寸法は、256 × 256 × 256 mm³ です。

ビルドプレートは「常温プレート」と「エンジニアプレート」のリバーシブルなものが標準で付属されています。
PLAは常温プレートで、ABSなどの高温素材はエンジニアプレートなど、素材によって使い分けるようです。

2-2. 造形してみた

そんなこんなで設置が完了したので造形に挑戦。

今回はモデラボのご投稿データから、鴨葱 様の「出力限界角度チェッカーを造形させて頂きました。

さて、造形には「Bambu Studio」という専用スライサーソフトを使用します。
※スマホアプリあり / アカウント登録が必要。

操作は直感的で分かりやすく、日本語対応もされているので安心です。
多色印刷もこのスライサーソフト上で設定しますが、また別記事にてご紹介したいと思います。

この後、スライサーソフトからクラウド経由で本体にデータを転送するのですが、注意事項が2点ほど。

  • データ転送には Bambu studio でアカウント登録が必要なようです。(登録なしでもいけそうなのですが、今回はうまくいきませんでした、、、)
  • 本体にはメモリ機能がないので、マイクロSDを別途準備する必要です。

いざ、造形開始!!
内臓カメラで造形の様子を見ることができます。楽しいですね!

フィラメントを送り出す音(モーター音というよりは、フィラメントのスプールとAMSが擦れる音)が少し気になりますが、過去に使わせて頂いた Zortrax M200 などと大差ないように感じました。

そんなこんなで、30分程であっという間に造形完了。
Zortrax M200 では、同じモデルを印刷するのに1時間ほどかかっていた事を思うと、本当に早い!!

先程、他のプリンターと音に「大差ない」と書きましたが、造形時間が半分に短縮されているという事を踏まえると、差を感じないというだけですごいなと後になって思いました。

仕上がりもとてもキレイです!!
以前に Zortrax M200 で作成した同じモデルと比べると、技術の進歩を感じます。ただ、やはり30°くらいからはサポートがあった方が良さそうです。


3. さいごに

今回、最新のBambu Lab X1-Carbon を使用させていただき、一番はその造形の速さと精度に驚きました!!

また、高度な自動キャリブレーション機能やエラー検出により、設定の手間を減らして簡単に高品質な出力が可能なので、初心者にもやさしい3Dプリンターだと感じました。(お値段は全くやさしくありませんが、、、)

今回ご紹介したのは、Bambu Lab X1-Carbon の多彩な機能のほんの一部。今後、色んな物を造形しながら他の機能や使用感もご紹介していければと思います。

さいごまでお付き合いいただきありがとうございました!