TOPICS記事でおなじみの北澤、なを、まるいしお のドタバタ主婦3人組が、3Dプリンタ「Zortrax M200 」での造形に挑戦!!

造形の様子や、使った感想をご紹介します。

書き手は、子どもと寝落ちしまくる ’まるいしお’でお伝えします。


目次

  1. Zortrax M200について
  2. 造形準備
  3. 造形
  4. さいごに

1.Zortrax M200について

いつも造形をする際は、このモデラボサイトを運営されているプロノハーツ様に、ご厚意で3Dプリンタをお借りしています。(いつもありがとうございます!)

そんな中、普段お借りしている3Dプリンタが不調に・・・
代わりとして、以前に使用されていた3Dプリンタを使用できる様にご準備して下さいました。

というわけで、プロノハーツ スタッフ様のレクチャーを受けながら、復活した「Zortrax M200」で造形に挑戦!!

まずは、簡単に Zortrax M200 についてご紹介します。

  • Zortrax は、ポーランドにあるABSを得意とする3Dプリンターメーカー
  • 「M200」は、FDM方式の3Dプリンター
  • 2013年頃から販売が始まり、現在は生産、販売が終了(後継はM200 plus)

ちなみに FDM は Fused Deposition Modeling の略で、こんな感じで造形をしてくれます。

M200 では、フィラメントは装置裏側に装着します。

扉を開くとこんな感じ。
高さ方向は、造形テーブルが上下に動いて造形します。

最新機種!というわけではありませんが、こんな3Dプリンタがあるんだとご覧いただけたら幸いです。


2.造形準備

では、実際に造形していきます。

今回はモデラボのご投稿データから、鴨葱 様の「出力限界角度チェッカーを造形させて頂きました。
ダウンロード数 394!!すごいです。

3Dプリンタでは、スライサーと呼ばれるソフトを使って、STLなどの3Dデータをプリントできる形式に変換する必要があります。

Zortrax では「Z-SUITE」というスライサーソフトが提供されています。

データを読み込むと、画面下にモデル → 印刷設定 → サポート → プレビューと表示されます。
今自分が何を設定しているのかがとても分かりやすいのがいいなと思いました。

全体的にシンプルな UI で、図も多く使われているため、直感的に操作することができました。
嬉しいことに、日本語にも対応しています!!

最後にエクスポートで、.zcored という専用の形式でかきだしてデータの準備完了です。


3.造形

いよいよ造形開始です!!

M200 はLANなどに接続できないので、SDカードに先程書き出したデータを入れて差し込みます。

操作画面は右下にあって、右横のダイヤルで操作ができます。なんか、かわいい。
こんなに小さい画面ですが、ちゃんとキャリブレーションの結果(数値)も表示してくれます!

SDカードからデータを選択し、造形を開始!!
上面はカバー無しです。

横からみるとこんな感じ。

1時間ほどで造形完了。
ちなみに今回の造形設定では、角度30°程度まではサポート無しで造形できるようでした。


4.さいごに

今までサンステラ社の「UP300」という3Dプリンタをお借りしていて、今回はじめて他のFDM方式のプリンタを使用しました。

他のプリンタといえども同じFDM方式なので、テストプリントをしただけの現段階では大きな差は感じませんでした。
ただ、これから色んな物を造形する中で、プリンタの違いを感じる事がでてくると思います。
これからまた試行錯誤がんばりたいと思います。

最後になりましたが、いつも手厚くフォローを下さるプロノハーツ スタッフ様にこの場をお借りして感謝を申し上げます。いつもありがとうございます!!

さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。