こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
日頃から職場や家庭で感じている、ちょっとした不便なことやお悩みを
3Dプリンタを活用して解決していく「3Dプリンタで解決し隊」!
前回に引き続き「コロコロスタンド」のお悩みを解決していき隊と思います。


3Dプリンタで解決し隊!~コロコロスタンドchp.2~

1.試作品の改良

前回、コロコロの軸形状がメーカーによって異なるという問題に直面したので、
今回は試作品の形状を練り直すことに。
もちろん、”金型を作らなくても造形ができる”という3Dプリンタの特性を活かして、
お悩み対象のコロコロに合わせて形状を作り込むことも可能です。
だがしかし!
やっぱり、どんなメーカーのコロコロにも合うスタンドを作りたい!!

そんなわけで、コロコロを眺めて過ごす日々が続きます。
そして、完成したのがこちら。
試作2号です!!
今度は粘着部をリブで支える構造としました。
リブに粘着部を乗せてしまってくっつかないのか?と心配でしたが、
市販品を調査した中にも、同様にリブへ粘着部を乗せている商品がいくつか有り、
実際にリブを想定して定規等を粘着部へ当ててみたところ、いけそうだなと判断。

ただ問題は、持ち手を支える鍵型の部分。
置き方によっては持ち手の部分が前方に倒れてきてしまうため、苦肉の策で付けましたが、
これでは挿入方向が右からに限定されてしまいます。
そして何より、なんか・・・ダサい。

M様に相談するとやはり、試作1号の様に前からストンと置けた方が良いとのこと。
という訳で、鍵型の部分は無くし、粘着部が自然と前寄りになるようにサポートする様な形状に
修正することにしました。
修正版の試作はせずに、3Dデータの作成に取り掛かります。


2.モデリング

今回は先日、アカウント登録したばかりの「Onshape」でモデリングに挑戦。

OnshapeはPTC社が扱うオンラインの3D CAD。
クラウド上で全ての作業が完結できるので、PCのスペックを問わず、煩わしいインストールや
バージョンアップ作業も不要。作成したデータをパブリッククラウド上にアップロードすれば基本機能は無料で使うことが出来ます。

Onshapeを使うのは初めてですが、前情報ではインターフェイスは「SolidWorks」と似ているとのこと。
SolidWorksは以前に使ったことがあるので、なんとかなるだろうとモデリングを開始。

作業を進めること暫し。
そういえば前にSolidWorksを使ったのは、もう10数年も前だなぁと当時を懐かしむ。
・・・道理で!インターフェイスも何もかもほぼ初見に近い感覚のはずだ。
時が経つのは早いものです。(マニュアルとか見ないズボラ人間です)
それでも、何とかモデリングを完了。
大まかな流れは下図の通りです。

さて、次回はこちらを3Dプリンタで出力し
実際にM様宅にてご使用頂いた感想をお伝えしたいと思います!
応援のほどよろしくお願いします。