こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
日頃から職場や家庭で感じている、ちょっとした不便なことやお悩みを
3Dプリンタを活用して解決していく「3Dプリンタで解決し隊」!
第3弾である今回のテーマは「コロコロスタンドのお悩み解決し隊!」。
早速、いってみましょう!
3Dプリンタで解決し隊!~コロコロスタンド chp.1~
1.悩みの現状
今回は日頃からお世話になっているM様からお悩みを頂戴しました。
お悩み対象は「粘着カーペットクリーナー(通称:コロコロ)」です。
M様のお宅では、写真の様なケースに入れて保管しているそうですが、
これが使用する度にケースを手で外さねばならずとても面倒!!とのこと。
確かに、拙宅でも同じようなケースにコロコロを収納していますが、
面倒な上にケース自体もキレイなものではないので、出来ればあまり触りたくないものです。
というわけで、今回はこのコロコロを収納する「スタンド」を作成して、
お悩みを解決していき隊!と思います。
2.どんな形にする・・・?
そもそも、どんなケースが使い勝手が良い?
正直なところ、我が家ではコロコロを使うことがあまりないため、
どのような形状が使い勝手がいいのか、どんな機能が必要なのか見当がつかず…
そんな時は市販品から学ばせて頂きます。
まずは、ネットや店頭でコロコロスタンドにどんな物があるかを調べていきます。
↓↓↓調べた結果、代表的なものをまとめたのがこちらです。↓↓↓
少し調べただけでも、ここに書ききれない程の種類があることが分かりました。
またDIYで木材などを使って自作している方も多く、それぞれにこだわりポイントがあるようです。
そんなこんなで、こだわりだすとキリが無さそうなコロコロスタンドですが、
最低限、必要そうな機能を書き出します。
- ケースにセットすることでコロコロが自立すること
- コロコロの出し入れが容易であること(挿入方向・セット位置の自由度)
- ホコリ等が付かないように粘着部がケースで覆われていていること
- 部屋に置いても違和感のないインテリア性
今回ご相談を頂いたM様宅では、一日に2,3回は使用するとのことなので、
ホコリ等からの保護は優先度を下げて、出し入れのし易さにこだわりたいと思います。
そして、完成した試作1号がこちらです!!
大きな開口で、前・左・右の3方向から出し入れが可能。
コロコロの軸をケースで支えて、粘着部は宙に浮かせて自立するようにしています。
また、手前の飛び出ている部分を足で踏みながら出し入れすることで安定感も抜群(のはず)!
※このコロコロは自宅の物です(汚くてすみません…)
早速、M様へお披露目。
自宅の物とは別のコロコロをお借りして試作1号にセット。
と、ここで問題が発覚!!
そうなんです。
コロコロって軸の形状がメーカーによってまちまちなのです。
市販品を調べている際に気付いてはいましたが、何とかなる…なんて、そんな訳なかった。
仕方がない、M様が使っているコロコロの寸法に合わせて作り直すか。
…でも!どんなメーカーのコロコロにも合うスタンドを作りたい!!
そんな訳でもう一回、形状を練り直すことに。
さて無事に完成するのでしょうか?
次回は改良版の試作とモデリングの様子をご紹介したいと思います。