こんにちは!
子どもと一緒に 3D CAD やものづくりを楽しみたい、”まるいしお”です。

いつかモデラボにご投稿されている皆様のように、CADを自由に使いこなしたい!

そのためには、何はともあれ練習あるのみ。
という事で、身近にある「スマートフォン(i-phone)」のモデリングに挑戦してみました。

第2回の今回は、ボタンなど細かい部分のモデリングをした様子をご紹介します。
≫1回目の記事はコチラからどうぞ。


1. ボタンを作る

前回はボタンを作ろうとしたものの、イメージする形状にできない状態で終わりました。

作りたいボタンのイメージはこんな感じです。

そんな時は横着せずにちゃんと面を新しく張っていきます。
というわけで、以下の手順でボタンを作成しました。

  1. 本体の側面をオフセットします。
    今回は手間を惜しんで、この面をそのままボタンの上面に使います。(本当はもう少し平らが良い)
  2. ボタン外形のスケッチを押し出します。
  3. トリムを使って、①と②の面をカットします。
    これでボタン自体は完成です。
  4. 続いてボタンの周囲に隙間を作ります。
    先ほどのボタン外形をオフセットします。
  5. ④の面で本体側面を分割し、プレス/プルで面を引っ込めます。(図はボタンを非表示)
  6. 最後に面取りで角を取ったら完成。
    イメージするボタンの形状を作ることができました。

2. 他の部分もコツコツ作る

他のボタンやマイクの部分などを作っていきます。
基本的にはボタンを作る方法と同様に、以下の3ステップで作成しています。

  1. スケッチで外形を押し出す
  2. 本体の面を分割
  3. プレス/プルで押し出したり、引っ込めたりする

ここからは、モデリング結果とレンダリングした画像 – 実物の写真添え – でどうぞ。

前面上部のカメラ

下部のスピーカーやボタン

背面のカメラ
レンズのマテリアルはもっと暗い物がいいですね。

右側面のボタン

最後に全体。
画面は生成AIで作った画像を、デカールで面に貼っています。
ちなみにプロンプトは「beautiful sea」。AIすごい。


3. さいごに

今回はモデリングの練習として、身近にあるスマートフォンをモデリングしてみました。
実物と同じ様にモデリングできると満足感があります。(自己満足)

「CADの練習をしたいけど、何を作ったら・・・」
という時に、身近な物に挑戦してみてはいかがでしょうか?

おまけ。
レンダリングをしていると、わが家の緑大好き小僧が寄ってきて、
自分が好きなカラーリングをしていきました。(画面も生成して入れ替え済み)
子どもと一緒にそんな楽しみ方もありだと思います!

さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。