こんにちは!
子どもと一緒に 3D CAD やものづくりを楽しみたい、”まるいしお”です。

いつかモデラボにご投稿されている皆様のように、CADを自由に使いこなしたい!

そのためには、何はともあれ練習あるのみ。
まずは、身近にある「スマートフォン(i-phone)」をモデリングしてみました。

この記事では、

  • 完成までの簡単な手順
  • 失敗したところ

などを2回に渡ってお伝えします。
同じくモデリングを練習中の方や、3DCADに興味がある方にご覧いただけたら幸いです。


1. はじめに

なぜ、今回 i-phoneを題材に選んだかというと、

  • 現物を見ながらモデリングできるから。やはり現物を見る事が一番。
  • 図面が公開されているから。

図面があると、寸法が決められているのでモデリング練習にはとても便利です。
i-phone に限らず様々な図面がネットにアップされていますので、ご興味がありましたら検索してみて下さい。


2. モデリング開始!でも・・・

さっそく、Fusion360を使ってモデリングを開始。
まずは図面を参照しながらスケッチに書き起こしていきます。

スケッチを書き終えたところ。

ちなみに今回は、見た目だけそれっぽくなるように、
ボタンやカメラなど部品ごとにボディを分けず、全て一体になった状態で作ります。

というわけで、難しい事は考えずにざくざくとボディを押し出していきます。
こんな感じになりました。

あとは現物を見ながら、細かい部分を作り込んでいくぞー!!
と思った矢先に衝撃が走ります。

うん???
持っているi-phoneと何か違うぞ???

違う型のi-phoneだぁぁぁあああ!!!
見る図面を間違えたぁぁ・・・

こんなにいい加減な奴でも CAD に挑戦してるんだ!
という、誰かの希望になっていたらいいな。


3. 今度こそ、自分のi-phoneを作るぞ!

3-1. 本体を作る

さて、気を取り直してもう一度。
図面と実物を何度も確かめて、再びモデリングをゼロからスタートです。

まずはスケッチ。
ひたすら図面を書き写していきます。

スケッチができたら、サーフェスの機能を使って本体を作成します。

3-2. ボタンを作る(失敗)

次はボタンなど細かい部分を作っていきます。

色々な作り方がありますが、今回はボタンっぽく飛び出ていればよいので、
試しに「プレス/プル」で作ってみます。

  1. ボタンのスケッチを押し出しする。
  2. ①で押し出した面で、本体の面をカットする。
  3. ②でカットした面を、プレス/プルで押し出す。

一見するとボタンらしくなっていますが、よく見ると扇形に広がっています。
ちなみに、スケッチをそのまま押し出すと平面になってしまい、これもまた思い描く形状とは異なります。

目指すボタンは下図のような形状です。
さて、どうやって作りましょう・・・。


4. さいごに

次回は、ボタンやカメラなど細かい部分を作り込んでいきます。

ご覧頂いた通り、最初から図面を間違えるという致命的なミスから始まり、
凡ミスを連発しながらモデリングを進めています。

生暖かい目で応援頂けたら幸いです。