こんにちは!北澤です。

突然ですが、最近、とても素敵なレザークラフト作品を作られる方にレクチャーを受ける機会を頂きました。
工程を丁寧に教えて頂き、出来上がりの満足感も相まって、レザークラフトに大きな魅力を感じています。

新たな趣味に出来るかも!と思ったものの、始めるにはそれなりに道具も揃えないといけません。
糸を通すため革に穴を開けるフォークみたいな道具とか・・・。(TOP画参照。菱目打ちといいます。)

もう少し手軽に出来る方法をと考えたところ、
レーザーカッターで縫い穴まで仕上げるのはどうかと思いつきました。

縫い穴も一緒に出来上がるデータを作れば、道具を用意して穴を開ける必要がありません。
カットされた革を合わせてすぐに縫い始めることができます。
これでレザークラフトのハードルがかなり下がるのでは!?

縫いやすさや仕上がりに差は出るのかという点も気になるところです。


データ作成

早速、主婦3人組で書いたこちらの記事を復習し、革を切断する為のデータを作成。
フリーソフトの「Inkscape」を使いました。
3枚縫い合わせると、手帳カバーになる予定です。

ところが、レーザーカッターを動かすソフトウエア「HARUKA」でデータを読み込んだところ、点線部分が”点”ではなく”線”で表示されてしまいました。
線種から選ぶ点線は”見せかけの点であり、データとしては線”であるようです。
ただ穴を開けるにしても、画像左の様な枠のある赤〇である必要があります。(レーザーが一周してくり抜くイメージ。)
せっかく作ったデータですが、作り直す必要が出てしまいました。

さて、どうしよう。
全部〇を当てはめていくか・・・。
自力ではとても時間がかかりそうなので、まるいしおさんに相談!(いつもありがとうございます。)

方法は様々ありそうですが、
「ビットマップのトレース」という機能で一発でベクター形式のデータを作成するの良いのでは?と提案頂きました。
こちらの記事の手順を参考に、データの変換を行ってみたいと思います。

まず、点線のみPNG形式でエクスポートします。

そのPNGデータを読み込み、パスからビットマップのトレースを選択。

制御点が確認できるので、ベクタ形式になったことが分かります。
本当に一発です!

こちらを切断用のデータとして設定します。
フィル(塗り潰し:なし)
ストローク(枠線:R255.G0.B0)
〇が現れました!
無事、縫い目となる穴を切断データに変換できました。
位置合わせをしたり、不要な〇を消したりと調整して、最終データをSVG形式で保存。

中々スムーズにいかないことが多い私ですが、その度に周りの皆様に助けて頂き、本当にありがたいです。
勉強になっております。
次回、このデータをレーザーカッターで加工実行した様子をお伝えします。(上手くできますように・・・。)
お付き合いのほどよろしくお願いします。