こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
今回は、無料の3Dモデリングソフト Tinkercad の新機能「Sim Lab」を使って、ボールを弾ませるシミュレーションに挑戦してみました! (画像が小さくてすみません…)
「シミュレーションって、なんだか難しそう・・・」
という方、心配ご無用です。
操作は直感的でとても簡単、しかも無料でインストール等の作業もありません!!
初めての方やお子さんでも、遊び感覚で気軽にシミュレーションに挑戦できます。
この記事でご紹介するのは、
- Sim Lab について
- Sim Lab の簡単な使い方
初めて物理演算シミュレーションに触れる方のご参考になれば幸いです。
1.Sim Lab について
1-1. Sim Labとは
冒頭でも触れましたが、今回は無料の3Dモデリングソフト Tinkercad(※1) の、「Sim Lab」という機能を使用しました。
「Sim Lab」は、2023年3月にリリースされたばかりの新しい機能です。
従来の機能と同様にアカウント登録すれば、無料且つインストールをせずに使うことができます!
※1 Tinkercad については、過去記事をご参照下さい。
Tinkercadに初挑戦! / Tinkercadでモデリングに挑戦!
1-2. Sim Labでできること
Sim Labでは、3Dモデルに “重力” と “マテリアル(材質)” の2つを追加できます。
重力を追加すると・・・
マテリアル(材質)を追加すると・・・
つまり、現実世界で当たり前の物理現象を、パソコン上で再現してくれるのです!!
この機能を使えば、
- ドミノ
- パチンコ
- ビー玉転がし
など、様々な物の動きをシミュレーションすることができます。
詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。
https://www.tinkercad.com/blog/tinkercad-sim-lab
2.基本操作
早速、基本的な使い方をご紹介します!!
まずは動画でどうぞ。(約20秒)
とても簡単ですよね!!
動画の内容をテキストでもご紹介します。
- お好きな「3Dモデル」を作成したら、画面右上の「リンゴのアイコン」をクリックします。
今回は宙に浮いた球にしました。
- すると、Sim Lab の画面が表示されます。
画面左下の「再生ボタン」をクリックして下さい。シミュレーションが開始されます。
- 「停止ボタン」を押すと、シミュレーションが終了します。
いかがでしょうか?
「晩ごはんのおかずにもう一品・・・。そうだ冷やっこを作ろう!!」
という位にハードルが低いですよね。
3.材質やその他設定
3-1. 材質の設定
お次は材質を変えて遊んでみたいと思います。
もちろん、材質の設定も冷ややっこレベルに簡単です。
先ほどのシミュレーションを停止した状態からスタートします。
- まず画面右下の「リセット」を押して下さい。
これをしないと、材料などの設定を変更することができません。
- 3Dモデルを選択して、表示されたメニューから好きな材料を選択して下さい。
- あとは、先程の基本操作と同じ手順でシミュレーションを実行するだけです!
3-2. 3Dモデルを固定する
シミュレーションを開始すると、宙に浮いたものは落下して、傾いたものは倒れます。
でも、その様な動きをさせずに、その場に止まっていて欲しい場合もありますよね。
例えば、レール、遮蔽物、土台とか・・・
そんな時は以下の手順で設定することができます。
- 固定したい3Dモデルを選択して、画面右上の「ボールが転がっているアイコン(静的に設定)」をクリックします。
以上で設定は完了です。
これでシミュレーションが開始されても、設定した3Dモデルはその場から動くことはありません。
他にもモデルの色を変えたり、土台の材質を変えたりすることもできます。
ぜひ、色々変えて遊んでみて下さい!!
4.さいごに
今回「Sim Lab」を使ってみて、難しいイメージのあるシミュレーションが、こんなに簡単にできることに感動しました。
Tinkercad らしく、直感的でわかりやすいので、お子さんも一緒に楽しく遊べるのではないかと思います。
わが家の5歳児も楽しそうに遊んでいました。
この機能を使えば、某番組で有名な〇タゴラ装置を作ることもできそうです。
今後、色々と試してみたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。