こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
日頃から職場や家庭で感じている、ちょっとした不便なことやお悩みを
3Dプリンタを活用して解決していく「3Dプリンタで解決し隊」!
前回に引き続き、洗面所のコップ置き場のお悩みを解決していき隊と思います。


3Dプリンタで解決し隊!~コップホルダー chp.3~

1.3Dプリンタで出力

前回作成した3Dモデルを3Dプリンタで出力し、表面を磨いていきます。
このクマさんは洗面所で使用するため、表面は極力ツルツルにしたいところ。
と言うわけで、ヤスリとアセトン※を使って表面をツルツルにしてみました。
アセトンを使うのは初めてでしたが、塗った部分はニスを塗った様に光沢が出るので
清潔感があって水回りで使うのにいい感じです。
ちなみに、目と鼻は油性ペンで着色しました。

※アセトンとは、様々な用途に有機溶媒として用いられている物質。ほとんどの有機溶媒、水、油と混和するので、本来混じり合わない液体同士を混ぜ合わせる際のカップリング剤として使用される。身近な例としてはマニキュアをとるための除光液などがある。

表面の処理を終えたところで、百均で買った吸盤で壁に取付けてみました。

2.実際に使用してみる

壁に固定ができたところで、さっそく実際にコップを掛けてみます。
ドキドキ・・・
無事にクマさんが両手でコップを抱えてくれました!!
「コップは僕に任せてクマさい!」という声が聞こえてきそうです。(ツッコミ不在)

少し取り乱しましたが、最初に要求仕様として挙げた、
「水切れよく・衛生的に・掃除しやすく」は無事に実現できました。
また、クマの形が功を奏したのか、子どもも「くまさんだー!!」と言いながら
自分でコップを取ったり戻したりしていたので、まずまずの成功ではないでしょうか!?

3.さいごに・・・

「3Dプリンタで解決し隊」初めての試みとして、今回は洗面所のコップ置き場の悩みを解決する様子を、
3回に渡ってお伝えして参りました。
今回の取組みを通して、

  • 手持ちの物にシンデレラフィットさせて造形ができる
  • 自分好みのデザインにアレンジしながら悩みを解決できる

これが3Dプリンタの大きな魅力だと感じました。
ちょっとした不便さや悩みを解決しつつ、自分好みのモノに囲まれた生活。
なんだかワクワクしてきませんか?

もちろん、3Dプリンタには他にもまだまだ沢山の魅力がありそうです。
今後も「3Dプリンタで解決し隊」を通して、その可能性を発見していきたいと思います!

4.おまけ

さて、「自分好みのデザインにアレンジ」が3Dプリンタの魅力だとお伝えしましたが、
それを実現するためには3DCADを使いこなすスキルが必要不可欠です。
ご存じの通り今回は残念ながらスキル不足のため、デザイン変更を与儀なくされたわけですが、
勉強を続けて少しだけ改善された「コップは任せてクマさい! ver.2」をペタっ。

腕が肉付けされたのが分かりますでしょうか?
まだまだ修行は続く!!