こんにちは!
北澤です。
突然ですが先日、造形時に盛大に失敗してしまいました。
なぜそうなったのか?
考えられる原因を教えて頂きましたので、自身の備忘録も兼ねて綴っていきたいと思います。
その①「投稿サンプル:ただの球」の場合
造形したのは
やぎさわ 様の
投稿サンプル:ただの球
です。
※クリックするとページに飛べます。
シンプルな球体を重ねて形を作ったら面白いと考え、造形しました。
その数、8個。
無事に造形出来た数、2個。
投稿者様、プロノハーツの皆様方、色々な方に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
なぜこのような事が起きたのか?
ヒヤリングを行い、考えられる原因が何点かあると教えて頂きました。
まず①の説明をします。
球体はテーブルとの接続面が少ない為、樹脂の食いつきが弱くなります。
その為、この部分のサポート材をデフォルトより多く設定することでテーブルから造形物が剥がれてしまうのを防止できます。
そして②については・・・
内部にサポートは必要ないと考え、樹脂の節約も兼ねてシェル化の設定をしました。
しかし、下部は造形出来ても、窄まっていく上部はサポートが無いと蓋が出来ない可能性があります。
北澤の節約志向により安易に設定された”シェル化”
無事に造形が出来るのか懸念されました。
実は、途中で異変に気付きスタッフさんに相談した際、
「止めるか続けるかは任せます。」
とのお返事により、大変心苦しい状況ではありましたが、
「ひとつでも造形出来たら…」「シェル化で上部は無事造形出来るのか確認したい」
という我儘で続けさせて頂きました。
結果、何とか2つ手に取ることが出来、勉強にもなり、感謝しかありません。
綺麗な球体をため息交じりに眺め、
「設定の内容をしっかり把握しよう・・・」と大反省。
その②「だるま」の場合
造形したのは
テルえもん 様の
だるま
です。
※クリックするとページに飛べます。
底がどっしりとしていましたので、サポートは特に増やさずに造形しました。
ところが・・・またも失敗!
今回は途中で中止しました。
またまたスタッフさんに相談。(お手数おかけします…)
早い段階でテーブルから剥がれている為、サポートを細かく増やしてもらい、余熱の設定も確認。
それから、プリンタ上部の蓋は極力開けない様にと教えて頂きました。
気温の低い時期は熱が逃げてしまう為、樹脂の食いつきが悪くなってしまいます。
気になって何度も開けて確認していました・・・改めます。
その後、キャリブレーションも行いました。
そして!無事、造形完了!
何だか久し振りで嬉しさがこみ上げました。
金色で模様を描いてみました。
黒いだるまは”黒字”を連想するとの事で、
”金運上昇”や”商売繁盛”
などの意味があるそうですよ。
さいごに
今回の対策をまとめます。
- 球体を造形する際はテーブルとの接触面にサポートを増やす。
- 確実に造形するためにシェル化はしない。
- プリンタ内の熱を下げない(上部の蓋は極力開けない)
- キャリブレーションをする
今後も失敗することが多々あるかと思いますが、その都度学びながら楽しんでいきたいと思います。
やぎさわ 様
投稿サンプル:ただの球
テルえもん 様
だるま
素敵な作品をありがとうございました。
またの投稿を楽しみにしております。