こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。

お子さんがいる家庭では必ず経験するであろう、赤ちゃんによる家宅捜査。
わが家の1歳児もご多分に漏れず、毎日、家中の物を引っ張り出しています。

子どもの成長は嬉しいですが、誤飲などの危険も伴うし、毎度の片付けもなかなか大変ですよね…
という訳で、今回は3Dプリンタを使って扉の開閉対策をしてみました!

第2回の今回は、対策品のモデリングと造形を行い、実際に使用してみた様子をお伝えします。

果たして、対策の効果はあるのでしょうか?
日々繰り広げられる、赤ん坊と母による攻防戦
の一部をご覧ください。


1.モデリング

早速、前回作成したイメージ図を元にモデリングします。

こちらが、前回作成したイメージ図です。

今回は、Fusion360を使用してモデリングしました。

手順を簡単にご紹介します。

ちなみに、⑤押し出し(ソリッド)は、「方向」のプルダウンで「両側」を選択して作成しました。
「両側」を選ぶと、選択したプロファイル(スケッチ)を中心に、左右への押し出し距離を指定することができます。


2.造形

続いて、モデリングしたデータを3Dプリンタで造形してみました。
扉が擦れて傷つくのを防止するために、裏側にクッション材を貼り付けてあります。

早速、扉に取付てみます。

試しに扉を引っ張ってみると、少し手前に開きますが、なんとか途中で止まりました。
頼りない感じは否めませんが、ひとまずこれで様子をみてみることにします。


3.1歳児 VS はは

さあ、いよいよ対策の効果が試される時です。

結果は・・・、無事に扉が開けられるのを防ぐことに成功!!
その後も、「あぁーーー!!」と不満そうな声を出しながら、ストッパーを外そうとしますが、何とか持ちこたえてくれました。

そして、ストッパーを取り付けてから約3週間が経ちました。
最初の内は、ストッパーを外そうとガタガタさせていた1歳児ですが、少し経つと諦めたのか飽きたのか、扉自体に見向きもしなくなりました。
そんなわけで、今のところ扉を死守しております。
さて、いつまでもつやら・・・


4.さいごに

ご覧頂いた通り、今回は3Dプリンタでストッパーを作成しました。
もちろん百均などにも扉の開閉を防止するような商品は沢山あります。

ただ、赤子と一緒に買い物へ行き、目当ての物を探し出すのはなかなか大変ですねよ。
実際に、私も今回のモデリングをする前に、同様な商品がないかお店巡りをしました。
が、思うような商品が見つからない上に、子どもには泣かれ、ただただ疲労して帰ってくる結果に…。

でも、子どもの安全対策は、常に待ったなし。
早急に手を打たないといけないことも多いと思います。

そんな時、3Dプリンタを使えば、お店をウロウロする必要はありません。
例えば、子どもの昼寝中にモデリングをして、あとは3Dプリンタにお任せ!!
という様に、いつでも自分の想像通りの物を作ることができます!
(想像した物が、想像通りの働きをするかはまた別の問題ですが…泣笑い)

そんな訳で、やはり子育世帯と3Dプリンタは相性がいい!!
と改めて感じました。

いつか、その後の母子攻防戦の続報もお伝えできればと思います。
ここまでご覧頂き、ありがとうございました。