こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
今回は「Scaniverse」というアプリを使用して、3Dスキャンに挑戦しました。
この記事では、「とりあえずやってみた!」ということで、基本的な操作方法をご紹介します。
ちなみに、操作はとても簡単で、たった3分程で下の様な3Dデータを作成することができました!!
「Scaniverse」を使えば…
- 子どもの作品
- 思い出の品
- 旅先の風景
- 家の間取り
などなど、様々なものを3Dで残すことができそうです。
繰り返しになりますが、操作はとても簡単で、モデリングの知識なども一切不要です。
「思い出を残すのに写真だけでは物足りない」「手軽に3Dモデルを作成したい」というような方の参考になれば幸いです。
目次
1.「Scaniverse」ってどんなアプリ?
- 「Scaniverse」は、iPhone(※1)のカメラで捉えた被写体から、 LiDAR(※2)という機能を使用して3Dオブジェクトを生成できるアプリです。
- なんと「無料」で使うことができます!!
- 生成されたモデルは、OBJ形式、FBX形式などにエクスポートし、Blender や Maya などの 3D モデリング ソフトウェア、Unity や Unreal Engine などのゲーム エンジンなどにインポートできます。
※1 2018 年以降のすべての iPhone で動作します。2022年9月時点ではAndroidバージョンはないようです。
※2 LiDARとは、レーザー光を対象物に照射し、その反射光で距離を測ったり対象物の形を読み取る技術です。
2.スキャンしてみよう!
2-1.スキャン方法
何はともあれ、とりあえずスキャンをしてみましょう。
- 画面下にある「NEW SCAN」をタップします。
- Select Scan Sizeの画面が表示されるので、被写体のサイズに合わせてメニューを選択します。
今回は「Small Object」を選択しました。
- 赤丸をタップして、撮影を開始します。
その際、被写体に合わせて「RANGE」を設定しましょう。花のような小さい物を撮る時は値を小さく、公園など広い空間を撮る時は値を大きくします。
- 撮影を開始すると赤色のマスキングが表示されます。このマスキングがされている範囲が、情報が取得できた範囲になります。なので、マスキングが無くなる様に撮影をしましょう。
撮影が完了したら、再度赤丸をタップします。
- Select Processing Modeの画面が表示されるので、モードを選択します。今回は「Detail」を選択しました。
- 計算が終わったら「Save」をタップします。
- 以上でひとまずスキャンは終了です。スキャンしたデータを確認してみて下さい。
2-2.実物との比較
実物と生成された3Dデータを比較してみました。
底面が床と融合しているのが気になりますが…
上面のアンテナやサイドミラーはまぁまぁできています。
子どもにかじられたアンテナの曲がり具合もいい感じです!
今回は「とりあえずやってみた!」ということで、あまりこだわらずに撮影したにも関わらずこの仕上がり。
すごい!!
それにしても、立体の形そのものより、表面のテクスチャの再現度の高さに驚きです。
3.さいごに
ご覧いただいたように、とても簡単に3Dスキャンをすることができました。(くどい)
これが無料なんて本当に驚きです!!
ただ、今回作業をしてみて、撮影時の速度や動かす軌道、被写体の形やコントラスト、など様々な要素が仕上がりに影響すると強く感じました。
今後、それらのコツなどが分かってきたら改めて記事にしたいと思います。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
今回は以下の環境でスキャンをしました。
・機種:iPhone SE
・バージョン:iOS 15.6.1 / Scaniverse V2.0.2