こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
今回は、子どもと一緒に「オリジナルの抜き型」を作成して、寒天の型抜きに挑戦!!

前回は、完成形のイメージを作成し、抜き型の3Dデータを作成しました。
第2回の今回は、その抜き型を3Dプリンターで造形して、実際に寒天を作ってみた様子をお伝えします。


1.造形

前回作成したデータを3Dプリンターで造形します。
造形時間は約45分程度でした。

ちゃんと造形ができるか心配をしていた、刃先の部分はこんな感じです。
若干、穴が空いています(汗)
刃先の部分はもう少し薄くできそうだなと思うものの、とりあえず造形は無事に完了しました。
今回、造形にご協力頂いた”なを”さんに、この場をお借りしてお礼申し上げます。

使用プリンタ:サンステラ社UP300
フィラメント:ABS・オレンジ
積層ピッチ:0.1
フィルタイプ:20%
品質:ノーマル


2.寒天を作ってみる

いよいよ、実際に寒天の型抜きをしてみます。
前回作成したイメージ図を参考に作っていきます。

まずは土台・花びら・中心の部分の3種類の寒天を準備しました。(既に型が・・・汗)
それぞれ、牛乳、野菜ジュース、コーヒーで色を付けています。

中心の部分は、爪楊枝と糸を使ってなんとなく直径40mmの円に切り抜いていきます。
が、もちろん爪楊枝ではキレイに切れる訳もなく、、、最終的には包丁で形を整えました。
はい。人からは必ず「O型でしょ!」と断言されます。

お次は、ようやく作成した花びらの型の登場!!
うまく抜けるでしょうか。

良い感じで抜けました!!
切断面が少し荒れてるような気がしますが、それは寒天が少し緩いせいか?

子どもが楽しそうにどんどん型を押していきます。
もちろん歩留まりなんてお構いなしです。
それを見越した母は、かなり余分に寒天を準備しました。

パーツが揃ったら土台の上に配置して、それらを固定するために仕上げに透明の寒天を流し込みます。
おまけで顔もつけてみました。

ちなみに砂糖水では味気ないかと思い、この透明な部分はブドウ味のいろはすを使っています。
それにしても、計画段階から自分でも思っていましたが、牛乳、コーヒー、野菜ジュース、さらにはブドウ味のいろはす、、、一体どんな味になるんだろうか(汗)

一抹の不安はあるものの、冷蔵庫に入れて待つこと暫し。
ようやく完成しました!!

透明な寒天が濁っているのが残念ですが、何とか形になりました。
砂糖を大量に入れたり、冷やす温度を調整したり、漉したりすると透明度が上がっていくようです。
横はこんな感じです。


3.さいごに

無事に自作の型で抜いた花びらが並んだ、オリジナルの寒天を作ることができました!
子どももモデリングから、実際の調理、しかも実食まで出来て、楽しい休日を過ごせたようです。
自由にカタチを作れるので、いつか子どもが描いた絵で型を作ってみようかと、夢が膨らみます。

ちなみに心配していたお味ですが、砂糖はほぼ使用せずに寒天を作ったせいか、思いのほか全体的にあまり味がせず。
なので、最終的にあんこときな粉をつけて、みつ豆風にして美味しく頂きました。
あんこは全てを包括してくれます(あんこ大好き)。

これからの梅雨シーズン。「何だか時間を持て余すな~」なんて時は、オリジナルの型を作ってお菓子作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、子どもは未だにCAD内で”バーチャルおままごと”をするのが楽しいらしく、新たなパーツを追加したり、他の背景を要求したりと楽しんでいます。そんな楽しみ方もありかなと思います。