こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。

突然ですが、休日に時間を持て余してしまうこと、ありませんか?
特に雨の日なんかには、暇とエネルギーを持て余した4歳児が、行き場のない矛先を全力でぶつけてくるので、その相手をするのもなかなか・・・。
そんな時、わが家ではよく一緒におやつ作りをします。
最近では、寒天をクッキー型で抜く「寒天の型抜き」がちょっとしたマイブーム。今までは市販のクッキー型を使っていましたが、折角なのでオリジナルの型が欲しい!!

というわけで今回は、子どもと一緒に「オリジナルの抜き型」を作成して、寒天の型抜きに挑戦してみました!初回の今回はモデリングの様子をお伝えします。


1.形を決める

まずは、どんな形にしようか考えます。
子どもと一緒に作るならシンプルで、たくさん型抜きができて、でも型の種類は増やしたくないし、、、あーでもない、こーでもないと構想を練ること数日。
なかなか良い形が思い浮かばず悶々としていたそんな折、子どもの要求で庭にひまわりを植えることに。
これだ!!
という訳で、今回はこれからの夏に向けて「ひまわり」を寒天で作ることにしました。

折角なので、今回作る寒天の完成イメージを、Fusion360でモデリングして子どもに見せてみました。
何だかよく分かっていないが、とりあえず喜ぶ子ども。そして、調子にのる母。
母:「お皿にのせようか」
子:「いいねー!」

子:「つくえ もつくってー」
母:「はーい」

子:「スプーンもいるね!色はカラフルにしてね!!」
母:「は、はーい・・・(汗)」

どんどん付属品が増えていく・・・。まるで、”おままごと”です。
子どもが飽きない内に、それっぽい形を頑張って作っていきます。
でも、モデリングを失敗して変な形になっても、「なんでスプーンが つくえ からとび出てるの!?」と大笑い。それはそれで楽しいようです。

そんなこんなで、子どもと一緒に”バーチャルおままごと”をした集大成がこちらです。

ネコの目の虚無感は、モデリングをし終えた後の母の表情を彷彿とさせます。


2.抜き型を作成する

2-1. 作成構想

話が脱線してしまいましたが、作成した完成イメージを元に、どうやって実際に寒天を作るかを考えます。
今回は花びらの部分だけ、3Dプリンタで型を作成することにしました。

ちなみに、このイラストはFusion360の「図面」機能を使っています。これも無料だなんてつくづく感激です。

2-2. 抜き型のモデリング

続いて、花びらの部分の抜き型をモデリング。
使ったコマンドは3種類だけ。とても簡単にできました。
完成した抜き型がこちらです。

あれ、そこはかとなく・・・トイレっぽい??まさかまさか(汗)

ちなみに今回は、板厚を1.5mmにし、勾配を2度つけてみました。
寒天の切断面をキレイにするには、もう少し薄くしたいところですが、3Dプリンターでどの程度の薄さを造形出来るのかいまいち分かっておらず、ちょっとチキンな設定になっています。

それにしても、ちゃんとスミまで洗えるのか??
洗いやすさも重要です。


今回は、イメージを膨らませて抜き型のデータを作成するまでを行いました。
次回は、3Dプリンタで造形し、実際に「ひまわり寒天」を作ってみたいと思います!!