こんにちは!
子どもと一緒に 3Dやものづくりを楽しみたい、”まるいしお”です。
今回はキャラクターのデザインから3Dモデリングまで、全部を生成AIにお任せしてオリジナルの3Dキャラクターを作成してみました!
使用した AI は、「Tripo」(3Dモデル生成)と「Mage space」(2D画像生成)の2つ。
アカウント登録は必要ですが、どちらも無料で使用できるので気軽に試すことができます。
慣れれば5分もかからずにキャラクターモデルを作れます。
安くて(無料で)、早くて、上手にできる!!
どこぞの牛丼店の様なうたい文句ですが、ご興味ありましたらご覧いただけたら幸いです。
1. キャラクターデザインの生成
まずは画像生成ができる「Mage space」を使って、キャラクターのデザインを作成します。
使用にはアカウント登録(Googleアカウントでも可)が必要となりますが、無料で使用することができます。(2024年6月時点)
左側のキラキラアイコンを押すと、ログインを要求されるのでアカウントを登録します。
早速、画像を生成しましょう。
使い方はとても簡単。
プロンプトを入力し、右下の「Generate」を押すだけです。
今回は全身の3Dモデルを生成したいので、プロンプトには ”full body” と入れました。
上の画像のように、かわいい猫の宇宙飛行士を生成してくれました。
今回はこの画像(この時点ではただのイラスト)をダウンロードして、3Dモデル生成します。
少し話は逸れますが、、、
テキストから直接3Dモデルを生成できるAIも、実はすでに世の中に数多くあります。
「じゃあ、この画像を生成する工程は要らないじゃん!!」
と、思われる方もいらっしゃると思います。
ただ、以前ご紹介した「Shape-E」という、テキストから3Dを生成してくれるAI で生成した ” 猫の宇宙飛行士” をご覧ください。
ちょっと、、、残念な感じですよね。
これに比べると、Mage spaceで生成した猫の宇宙飛行士のイラストの方が、完成度が高いのは明らかです。
というわけで今回は、 餅は餅屋に ではありませんが、
デザインは画像生成AIに、モデリングは3D生成AIにお願いしてみることにしました。
2. 3Dモデルの生成
話を本題に戻し、今度は3Dモデルの生成を行います。
3Dモデルの生成には「Tripo」というAIを使用します。
「Tripo」は、Tripo AIとStability AIが共同で開発した、高速3Dオブジェクト再構築モデル。
1秒以内に1枚の画像から高品質な3Dモデルを生成することができるそうです。
公式サイトもありますが、今回はアカウント登録なしで気軽に試せるデモサイトを使用させて頂きました。
https://huggingface.co/spaces/stabilityai/TripoSR
早速、3Dモデルを生成します。
これもまた使い方はとても簡単!!
画像を入れて、「Generate」を押すだけ。
たった数秒で3Dモデルが生成できました!!
正面から見る限りはイラスト通りですね。
生成されたモデルは GLB または OBJ 形式でダウンロードできます。
先述のShape-Eと比較してみます。
デモサイト上ではあまり拡大表示ができないため画像がぼやけてて分かり難いですが、キャラクターとしての完成度は今回の方が高いと感じていただけるのではないでしょうか?
3. さいごに
これなら絵が描けなくても、モデリングができなくても、時間がなくても
誰でも簡単に3Dキャラクターを作成する事ができそうですね!
ただ、ダウンロードしたObjデータをWindowsの標準3Dビューアーでそのまま開くと、残念ながら色などのテクスチャが表示されません。
これではこのデータを活用しようと思っても少し使い難いですね。
ご安心下さい!
Blenderを使えば簡単に色表示もできます!!
色を表示させる方法やなどについては、次回ご紹介させて頂きます。
さいごまでお付き合いいただきありがとうございました。