ドタバタ主婦3人組が、ワークショップを初開催!!
様々なご支援を頂いて、この度ワークショップを開催する運びとなりました。
この様な機会を頂けるとは夢のようです。
初めての事でしかもゼロからの企画・運営。
毎度のごとくドタバタありつつも、3人で協力しながら楽しく開催することが出来ました。
今回は、ワークショップ当日の様子をお伝えします!

書き手は、食べるラー油が再ブームの北澤です。


目次

  1. はじめに
  2. ワークショップ当日
  3. 知る活動
  4. 創る活動
  5. さいごに

1.はじめに

開催するにあたり、目的を「デジタル加工機を使った気軽で楽しいものづくりに設定しました。
肝心のデジタル加工機は何を使わせて頂こう・・・と主婦3人で色々と悩みましたが、今回はカッティングマシンを選択。

モデラボ記事でも何度かご紹介しているカッティングマシンは、紙や布などシート状の物を任意のデザインにカットできるアイテムです。
その使い方を学びながら緻密なカットの体験もしてもらえる内容を考えます。
どうしたらカッティングマシンの魅力を伝えられるかを話し合い、ひな飾りのメッセージカードを作ることにしました。

緻密なカットを存分に発揮したデザイン!
データ作成から試行錯誤を重ねました。
ただ、限られた時間の中で全てのカッティングを体験して頂く事が難しい為、パーツのカットを済ませひな飾りキットとして準備することに。
画像右の表紙のみ、実際にご自身でマシンを操作し、カットを体験して頂く流れにしました。


2.ワークショップ当日

会場としてお借りしたのは長野県塩尻市にありますcore塩尻(コアしおじり)
都会的でお洒落な空間が広がっています。
最先端の技術を活用し、まちに変革を起こし続ける場所として、企業や地域住民など様々な方が利用できます。
主婦3人組がご相談に伺った際も快諾してくださいました。

当日、入ってすぐのモニタに私共のワークショップのお知らせが!!
いよいよだなと、嬉しさと緊張が入り混じります。

机やモニタをセッティングします。
参加者同士会話しやすいか、説明の時モニタは見やすいか、を考えてそれぞれ配置を決めました。
ホワイトボードに貼ってあるチラシは、見やすさと共に情報をもれなく伝えられるように相談を重ねて作り上げました。
時間になり、ワークショップの始まりです!
今回は2名の方にご参加頂きました。
主婦3人組、講師として自己紹介!ドキドキ・・・。
好きなものづくりジャンル(料理、裁縫、工作などなど…)を含めてお話しをしました。
参加者にも同じ内容で自己紹介をお願いしました。
お互い話を聞いていくうちに共通の趣味などで話が弾み、盛り上がる場面も。
緊張感が一気に和らぎ、和気あいあいと始まりました。


3.知る活動

今回のワークショップの目的デジタル加工機(カッティングマシン)を使った気軽で楽しいものづくりについて説明を行い、カッティングマシンについて知って頂く所から始めます。
「どんなことができる?どんな物が作れる?」をまとめたスライド資料をモニタに映しながら説明を行いました。
実例として、過去に主婦3人が作った小物を持参し、手に取って頂きました。
身近に使われている物を見ると、イメージが沸いてきますよね。

次に、マシンの動きを見て頂くためにデモンストレーションを行いました。
カッターを外し、どの様な仕組みでカットが行われるのか説明します。

デモンストレーションには、内蔵データの箱を選択。
タッチパネルを押すだけであっという間にカットが終わり、折り目にも点線が作成されることで簡単・綺麗に可愛い箱が出来上がります。
カッティングマシンの速さ・正確さ・手軽さを伝えることが出来ました。


4.創る活動

ひな飾りキットは3色準備し、お好みで選んで頂きました。
定番の桃・大人っぽい緑・コントラストが綺麗な黄
日本の色辞典に載っていそうな伝統的な色合いにこだわりました。
このキットの中には、手順書や必要なパーツが入っています。
何もカットされていない色紙は、実際にご自身でマシンを操作してカットして頂き、表紙として仕上げると説明をしました。

キットの中身の確認、注意事項を説明し、組み立てスタート!

パーツを手に取り、「全部カッティングマシンでカットしているんだ!」と驚いた様子で、加工機だからこそ実現できる緻密なカットに感激して頂けました。
組み立て手順書を見ながら、各自のペースで進めていきます。

皆さん、没頭されています。

組み立てと並行して表紙のカッティング体験を行うべく、順番に声をかけて実施します。

表紙のカッティング体験では、シートと色紙のセットからデータの選択、カットまで初めての方でも簡単に操作できました。

付属のヘラを器用に使いこなし、シートから色紙を綺麗に剥がしていました。
お見事!

最後にカットした表紙を貼り付けたら、メッセージカードの完成です。

~表紙面~
3色それぞれ雰囲気が違い、どれも素敵な仕上がりです。

~ひな飾り面~
実はこのメッセージカードにはちょっとした仕掛けがあるんです。
カードの裏から光源(スマホがお手軽)を当てると・・・。
表紙の柄が浮かび上がります!
窓際に飾ればお日様の光で楽しめるね、と盛り上がりました。

全ての工程を終え、終わりの挨拶をしてワークショップは終了です。

参加者に感想を伺ったところ、
「ひな飾りの組み立て、参加者同士の交流が楽しくとても満足。」
とのお言葉を頂きました。
楽しんで頂けたことが何より嬉しいです!

また、興味のあるテーマとしてアンケートを実施したところ、
・3Dプリンタを使った造形
・カッティングマシンを使った工作
・真空成形機を使った成形
と回答がありました。

”加工機”と聞くと難しいイメージが先行しがちですが、こうして気軽に触れてみることで、日常での身近な活用法をイメージしてもらえたのではないでしょうか。
自分でも出来た!という発見と喜びの体験をし、また使いたいと感じてもらう・・・。そんなワークショップをまた開催出来たら良いなと思いました。


5.さいごに

初めてのワークショップ開催で右も左も分からない状態から、3人で企画・運営・開催まで実施できてとても良い経験になりました。
特に「デジタル加工機を使った気軽で楽しいものづくり」という目的に対し、どうしたら魅力が伝わるのか試行錯誤しながら準備をし、最終的に参加者から「楽しかった」という感想を頂けてやりがいを感じました。
反省点は多々あるものの、この経験を今後に活かし、また取り組んでいけたらと思います。

貴重な機会を下さったプロノハーツ様、後援を頂きました企業様、会場を提供下さったcore塩尻スタッフ様、ワークショップにご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!
この場をお借りして深く感謝申し上げます。


~主婦3人組・カッティングマシンでものづくりワークショップ開催しました!~
最後まで読んで頂きありがとうございました。