こんにちは!
北澤です。
今回は、手軽にレザークラフト①の続きとして、
手軽にレザークラフト②~レーザーカッターで手帳カバー~をお届けします。
レザークラフトの魅力を知り、もう少し気軽に出来る様「レーザーカッターで縫い穴まで仕上げるのはどうか」と思いついたことから始まった手帳カバー作り。
Inkscapeを使ってデータ作成をしてみたところ、思うようにいかずデータの作り直しが発生。
自力では無理だと察し、またも助けを求める事態に・・・。
教えて頂いた原因と改善策はこちらです。
- HARUKAに読み込むと点線が線で表示されてしまう。=線種から選ぶ点線は”見せかけの点であり、データとしては線”である。
- 「ビットマップのトレース」という機能でベクター形式のデータを作成する。=切断用のデータとして設定できた。
SVG形式で保存した後”HARUKA”に読み込み、無事にデータが完成したことを確認。
お待ちかねのレーザーカッターでの切断です。
加工実行
今回も、【HAJIME CL1 PLUS】こちらのレーザーカッターを使用します。
この革は、プロノハーツ様よりご厚意で譲っていただいたものです。ありがとうございます。
とても良い色で加工するのが楽しみです!
あっという間に切断完了!
今回は敢えてマスキングテープを貼らずにレーザーを照射しました。
(周囲に貼った黄色のマスキングテープは、革の浮きを平らにする目的で使用しています。)
部分的に黒くなるのも、”味”になって良いのではと思ったからです。
※予めマスキングテープを貼っておくと良い理由は、主婦3人組の記事にも説明があります。
果たして好みに仕上がるでしょうか・・・。
焦げ具合、個人的にはとても好きな風合いです。
裏・表に革専用クリームのトコノールを塗布し保護します。
縫い合わせる前に、それぞれをボンドで貼り合わせておきます。
穴の位置が合っているか心配でしたが、バッチリです!
これはかなり縫いやすいのでは?と期待が高まります。
縫い方も事前にしっかり教えて頂きました。
綺麗な縫い目になる針の運び方があるんですよ。
仕上がりに期待!
完成
出来上がりました。
パープルの糸が良いアクセントになっていてとても素敵です!
・・・縫い目はまだまだ練習が必要ですね。
いつも使用している手帳をセットしてみます。
自分で作ったと思うと感慨深い・・・。
協力して下さった皆様、ありがとうございました!
さいごに
レザークラフトをもう少し手軽に出来るようにと思いついたレーザーカッターで革を切断し縫い穴まで仕上げるという作業。
狙い通り、縫い穴も一緒に出来上がるデータを作ることで、切断後すぐに縫い始めることができました。
今回作業してみて感じたメリット・デメリットをまとめます。
メリット:とても縫いやすい。穴をあけるための専用の道具が必要ない。
デメリット:縫い糸が緩みやすい。穴の位置が合わないと台無し。
縫いやすかったのが一番のメリットでありデメリットでした。
しっかりと計算されたデータで加工すれば、沢山作りたい時や製作キット作りに向いていそうです。
キットがあれば、これから始めたいと思っている方も手に取りやすいですね!
ハンドメイドでオリジナルの革製品を作れる魅力いっぱいのレザークラフト。
色々と工夫をしながら今後も楽しんでいきたいと思います。
手軽にレザークラフト①、②とお付き合い頂きましてありがとうございました。