ドタバタ主婦3人組がレーザーカッターを使った加工に初挑戦!!
試行錯誤した内容と対策をリアルにご紹介していきます。
今回は、加工機の準備と加工する素材の準備についてです。
書き手は、趣味は献血の”なを”でお伝えします。
目次
1.ソフトウェアHARUKA
HAJIME CL1 PLUSを動かすには、「HARUKA」というソフトウェアを使います。
1-1.ファイル読み込み
赤い三角印が加工原点。
ファイルから準備したデータを開きます。
加工原点に合わせてファイルが開きます。
1-2.加工素材の選択
①から加工素材を選択します。
今回は牛革1mmを選択しました。
ここで選ぶだけでそれぞれに合ったレーザー加工をしてくれます。
②ではパラメータの編集ができます。
今回はそのままの状態で加工します。
2.加工機、素材の準備
次に、加工機と加工する素材の準備をします。
加工機内部を傷をつけるといけないので、指輪などのアクセサリーは外します。
2-1.ダクトを窓から出します
HAJIME CL1 PLUSは排気のための装置が標準装備されています。
加工中にでる煙などを排気するためのダクトを窓から出します。
フィルターを通すので「綺麗なんだけど」と天の声様には教えていただきましたが、換気も大事ですし外へ。
2-2.マスキングテープを貼って養生します
今回加工するのは革です。
レーザーで彫刻するというのは、焦がすということなのです。
そのコゲを拭いたときに周りが黒くならないようにマスキングテープを貼っておきます。
重なりはない方がいいです。
厚みが変わってしまうから!
はみ出た部分をつい裏側に巻き込んでしまいましたが、素材に合わせてカットした方がいいです。
厚みも変わりますし、剥がすときに素材が傷みやすいです。
2-3.素材をハニカムテーブルに載せて、フォーカスを合わせます
第1回の記事のレーザーカッターとは、にあるように焦点を合わせないといけません。
加工素材が変わるたびにフォーカスは合わせてくださいね。
焦点のズレは発火しやすく危険です!
小さな円柱フォーカスツール。
つまんでいる白い部分がネジになっています。
緩めてフォーカスツールを挟んで、ぎゅっと押しつけてネジを締めます。
↑↑↑革で合わせたところです。
2-4.USB接続
加工機とパソコンをUSB接続します。
2-5.電源ON
USB接続することで、HARUKAからHAJIMEを操作できます。
下線部に加工機の状態があります。
①をクリックで電源ON。
②でレーザーポインターのONOFFができます。
2-6.ポイント調整(加工原点をセットします!)
レーザーポインターをONにすると赤く見えるようになります。
レーザーポインターをONにすると①が赤くなります。
素材のどこに加工するのか。
位置を決めるために②のデータ自体をドラッグするか、③のジョグコントローラーをクリックして操作します。
②の加工データの左上の赤い三角印がレーザーポインターの位置です。
①が初期の加工原点で、②の位置まで動かした、というわけです。
位置が決まったら、レーザーポインターをOFFにします。
2-7.加工オプション(切削、彫刻)の設定
オプションから、彫刻する、切削する、どちらもする、を選択して「はい」をクリックすると加工がスタートします(どきどき)。
加工中は加工機で何かあったときにすぐに対応できるようにしましょう。
万が一火事にならないとも限りませんし、火花が散っても緊急停止する場合があるそうなので!
3.まとめ
今回お伝えした内容のポイントをまとめます。
- HARUKAを使ってHAJIMEを動かします
- 加工機に触るときには、内部を傷つけないように指輪を外す
- 素材の準備は丁寧に
- 焦点は素材ごと変更しよう
※使用する加工機によって要件が異なると思いますので、ご使用される加工機の取説等をご確認下さい。
4.さいごに
今回は、レーザー加工機の準備と加工する素材の準備について書きました。
3Dプリンターと違うところが結構ありましたね。
指輪を外すとか、その場を離れないとか。
自宅には置けなさそうだな、とか(笑)
細かな加工も期待できるので、できあがりが楽しみです!
次回は、実際の加工の様子と片付けについてお伝えします。