こんにちは。ものづくり初心者の “なを” です。
皆様の投稿をたくさん拝見しています。
その中で、自分でも作ってみたいと思うようになりました。
ありがとうございます!


今回は、リクエストに応えるコーナーの三回目です。

「雨の日に傘を置いておくとき、濡れた傘を触りたくないけど閉じただけもちょっと。。だから留めるグッズを作ってほしい」

このリクエストに応えるべく、前回は試作2号についてお伝えしました。
試作2号はまずまずの出来と言えそうですが、実際雨の日に使ってみた感想と、M様仕様にする過程についてお伝えします。


ただ置いておくだけならば

出来上がってからわりとすぐに雨の日がありました。
使用感を得るチャンス!と傘をさし買い物へ。
傘袋がなくても、これがあればまぁまぁ良いのでは?
そんな期待を胸に店内へ。
つぶつぶに輪っかをはめるのは難なくできますが。。
傘を腕に引っかけて買い物かごを持ちうろうろしていると、輪っかが外れてしまう。。
輪っかが、というか柄にくっつけた方が外れてしまうのです。
柄の方が外れれば、つられて輪っかもという悪循環のようでした。
ストラップ金具程度の長さで繋がってますし、引っ張られるのは仕方のないことなのかもしれませんが。。
柄の方にはめたものがそこまで簡単に外れてしまうのはかなり残念でした。


すべてを糧に

M様仕様を作成します。

柄の太さが17mm、つぶつぶの方が15mmと計測していただきました。(まるいしおさん、北澤さんありがとうございます!)
つぶつぶの方は輪っかにするので、柄を通さないといけません。
試作2号は28mmで作りましたが、M様仕様は19mmで作ってみようと思います。


Fusion360をいじる

なんだか毎回違うやり方をしているような。。(;’∀’)

サーフェスで描きました。
開口部はフィレットで角を取ってあります。
試作2号より入り口を10度ほど狭くした分、角は丸い方がいいかと思いました。

ストラップ金具を引っかける部分を作ります。
「結合」大事!

輪っかを作るには、円を描いて、

高さと厚みをつけます。
厚みは外側に。

輪っかには穴を開けます。


出来上がりは

M様に使い心地を伺ったところ、

柄にはめるのはキツイくらいだったけど、外れないし、大丈夫!
輪っかの方は、ちょっとはめにくいけど、外れちゃうこともないしいいかな?

とのお言葉。
ありがとうございます!
試作2号より輪っかを小さくしたことなどを伝え、相談すると「もう一本用を作る時に少し大きめの輪っかにしてみよう」ということになりました。


最後に

M様仕様、なんとか及第点をいただきました!
置いておくだけなら問題なくとも、はめる物を作る時にはただ向かい合わせではない外れにくい工夫が必要なんだなぁと思いました。
今回、なんとかM様のお役に立てる品が作れて安心しました。
またこのような機会があれば嬉しいな、と思います。
三回にわたりお付き合いいただきありがとうございました!

使用プリンタ:サンステラ社UP300
時間:34.0min
フィラメント:ABS・黒・2.0g
積層ピッチ:0.1
フィルタイプ:20%
品質:ノーマル