こんにちは!
なを、北澤、まるいしお の主婦3人組による、ドタバタ造形劇場の第2弾「子どもと一緒にモデリングに挑戦!!」。今回はその第3回目です。
書き手は、信州のブドウの品種の多さに驚いた ”まるいしお” でお伝えします。
前回は、Fusion360のスカルプト機能を使用して、簡単な「どうぶつ」のモデリングをしました。
今回は、作成した「どうぶつ」のカタチを各自で自由に変えた様子をお伝えします!
お子さん達にとっては、初めての3Dモデリング。
- 子どもにとって、どんなところが難しかったのか
- 逆に、どんなところが楽しかったのか
- 親はどうサポートしたのか
などなど、実際に操作した手順をご紹介しながら、子どもとモデリングをした体験談をお伝えしていきたいと思います。「子どもがCADを使えたら楽しそう!」という方の参考になれば幸いです!
目次
1.「どうぶつ」のカタチを変えてみよう!
こちらが前回、作成した「どうぶつ」です。
堅牢そうな肩に、立派なおしり・・・なんとも可愛くないフォルムです。
ということで、ここからは各自が自由にカタチを変える事に挑戦!!
ウサギやネコから、冒頭のマンガにあったように「ユニコーン」まで、どんな「どうぶつ」にするかは十人十色。好みの「どうぶつ」に近づけていきます。
「でも、どうやってカタチを変えていけばいい?」
簡単にカタチを変える操作例を2つほどご紹介します。
まずは動画をご覧ください。(約1分)
続いて、動画中の手順を簡単にご説明します。
操作例1.肩を丸める
1-1. 肩のラインを選択します。この時、ダブルクリックをすると連続するラインが自動で選択されます。
1-2. 正面から見た状態にして、「修正(フォームを編集)」でお好きな位置に調整します。
「修正(フォームを編集)」の使い方は前回の記事をご参照下さい。
操作例2.しっぽを作る
2-1. 「修正(フォームを編集)」のまま、おしりの面を選択し、「Altキー」を押しながら矢印をクリックしながら、伸ばしたい方向に引っ張ります。
2-2. シッポの付け根のラインを選択して、全体的に縮小して細くします。
こんな感じで、前回に覚えた「修正(フォームの編集)」や「対称」だけで、カタチを変えることができます。
ここでご紹介した操作はあくまでもほんの一例です。
今回はこれらにこだわらず各自が思うままにカタチを変えてもらいました。
「ネコじゃなくてウサギにするー」
「しっぽはもっと伸ばして、最後にちょっと曲げて…そうじゃないんだけど…」
「わぁ!しっぽ丸くなった。かわいいー!!」
頭の中にあるイメージをCADで再現しようと、子どもたちは試行錯誤。
イメージ通りにできなくても、予想外に耳が伸びたり、シッポが太ったり…偶発的にできた形状も楽しんでいました。
実際にお子さん達が作成した「どうぶつ」は、最終的にレンダリングした画像を次回掲載予定です。
お楽しみに!!
今回は、カタチを変えた参考例として私が作成した「どうぶつ」を…。
タイトル「ごきげんな ネコちゃん」
2.さいごに
実際に操作してみて…
- お子さんは「頭にあるイメージをCADで再現したい。でも、そのイメージを他の人と上手く共有できない」と、もどかしい思いをしている場面がありました。
その様な時は、紙に描いたり、実際に粘土でカタチを作ったりして、イメージを共有するとよいかもしれません。 - やはり前回までの様に指示された操作を行うより、自由にカタチを変える方が楽しいようでした!
子どもたちは親御さんの手を借りつつも、自分達で楽しそうに操作をしていました。
次回は最終回。最後に「どうぶつ」をレンダリングして完成です!