~ 嫁、3Dの世界へ・エピローグ ~

さてさて。
前回の記事から時間が空いてしまいました。 申し訳ありません…

「こんなのが作れたらいいのになぁ…」とスケッチしてた空想アクセサリー。
実在しない物を実物にしちゃう楽しさを伝えるためにも、
手順をフルコースでやってもらうことにしました。

ワタシ:「そのスケッチ見ながら、一緒に3DCADで描いてみようか?」
嫁:「え? 私3DCADなんて使えないよ?」
ワタシ:「そんなん、いきなり使えたら怖いわ!」
嫁:「だよねぇ・・・」
などと大笑いしつつ、自宅2階のスモールラボへGO!(昭和建築の6畳間だけどw)

嫁は元々事務職でPCの扱いには慣れているけれどCADは初体験という事で、ゆっくり実演してみることに。
うちの3DCAD、Fusion360を起動!
「マウスのくるくる(ホイール)を押す操作なんて初めてだわ~」などと新鮮な気分を味わいつつ、
とにかく描いちゃえ!の勢いで楽しんでもらいました。

今回は飛行機のシルエットなので、フリーの素材画像をCADの画面に貼り付け。


輪郭なぞって厚みを持たせるって考えると簡単で確実!
レジンを流し込んでアクセサリーにするので、角を丸めてレジン受けの外枠も付けてあげました。

3DCADでの「モデリング」が完成したら、3Dプリンター用のデータに変換してあげます。

3DCADで、「.stl」という形式に変換して、今回は3Dプリンターに付属してきた「スライサー」で処理します。

なんか難しそうですよね?
えぇ、最初の設定だけは難しいんです。
3Dプリンターの癖とか、使う材料を何℃位で溶かせばキレイに仕上がるのかとか・・・
でも、その設定さえ決まっていれば簡単な工程なんです。 安心してください。
(そんな時、教えてもらえる誰かがいるともっと安心ですよね。)

そんなわけで、「.stl」形式のデータはスライスソフトで3Dプリンター用のデータに通訳されます。
それをマイクロSDカードに書き込んで3Dプリンターにセット→造形開始!

ほんの15分後

思い描いた時間に比べれば、とても短時間で3Dプリントが完成します。
見守ってても何も変わらないのに、なぜか3Dプリンターの前で見守ってしまう楽しい時間です。(^ ^)

さて、ここからは嫁の女子力発揮の時間です!

3Dプリントを眺めてる間、色々と妄想が湧きこぼれたみたいで…
「あ~でもない、こ~でもない」と独り言と共に作業台にはキラキラ系のパーツがいっぱい!

しかしさすがはレジンアクセサリーの先生。
あっという間にパーツを載せて、「これ売れるんじゃないか?」なクオリティのアクセサリーを作っちゃいました。

こんなアクセサリーを簡単に「カタチ」に出来る3Dプリントの世界。
3Dプリンターも皆さんが思っているより安価に手に入り、少し身近な存在になりました。
(今回の記事で使った3Dプリンターは2万円です)

モデラボを通じて「難しいから諦めよう…」なんて思っている方々へのヘルプが出来れば、
もっともっと3Dプリントの敷居を下げて「楽しいよね~(^ ^)」と思える時間を増やせると思っています。

みなさんも、「思い描いたものを自分でカタチにする楽しい時間」を手に入れてみませんか?
ワクワクが溢れてきますよ。(^ ^)

~ 筆者自己紹介 ~

築50年の自宅の1室に3Dプリンターが5台(1台増えて6台になりました)あるという異次元空間に住み、
普通に会社員をしながら趣味(副業?)で設計やモノ作りをする充実した毎日を過ごしています。
「実現可能な妄想こそ究極のアイデア!」が信条。