「光造形方式」の3Dプリンターをご存じでしょうか?
3Dプリンターの造形方式は主なもので7種類ほどあります。その中で家庭用として多く用いられているのが、モデラボTOPICSの記事でもお馴染みの「熱溶解積層方式(FDM)」と、今回ご紹介する「光造形方式」です。
この光造形方式の3Dプリンターを使った造形に、ドタバタ主婦3人組が初挑戦!!
3人で協力し、励まし合い、時には涙しながら?も、初めての光造形に挑む様子をお伝えしていきます。
- 光造形方式ってどんな物が必要?
- 造形中はうるさい?臭いは?
- 造形した後の材料の保管は?
- 造形を失敗した!どうすればいいの?
などなど、試行錯誤した内容と対策をリアルにご紹介していきます。
「これから光造形を始めたい」という方の参考になれば幸いです!!またそうでない方も、主婦3人組が失敗を繰り返して成長していく様子を、生暖かい目で応援頂ければと思います。
今回の書き手は、育児の合間の間食が止まらない”まるいしお”でお伝えします。
目次
- プロジェクト発足
- 光造形方式 と 熱溶解積層方式
1.プロジェクト発足
今回のプロジェクト名は、ずばり「光造形立上げプロジェクト」!
株式会社プロノハーツ様のご厚意により、新品の3Dプリンターを開梱し、組立、造形に挑戦する機会を頂きました。
メンバーは、モデラボTOPICSでお馴染みの なを・北澤・まるいしお のドタバタ主婦3人組。そしてアドバイザーとして、3D造形の師匠である天の声さんにご協力を頂きます。
1-1.メンバーの紹介
2.光造形方式 と 熱溶解積層方式
造形を始める前に、そもそも「光造形方式」とはどんなものかを軽くご紹介したいと思います。
また、これまでモデラボの記事を書かせて頂く際は、「熱溶解積層方式」の3Dプリンターをお借りしてきました。参考に、熱溶解積層方式についてもご紹介します。
2-1.「光造形方式」とは
- 光硬化樹脂にレーザー光線や紫外線を当てて1層ずつ硬化させ、それを堆積させることで立体物を作成する。
- 液状の光硬化樹脂を使用する。ジェルネイルやUVレジンをイメージ頂くと分かり易いかもしれません。
- 積層の縞模様が目立ちにくく、滑らかな表面。そのため、模型やフィギュアといった見た目を重視する物の造形に向いている。
- 積層造形の中で最も歴史が古く、1980年に日本で発明された。
- 材量は大きく分けて、エポキシ系樹脂とアクリル系樹脂が使われる。
- 材料の保管や、造形後の後処理に注意が必要。(別記事で詳しくご紹介します)
2-2.「熱溶解積層方式」とは
- フィラメントと呼ばれるワイヤ状の樹脂を高温で溶かし、ヘッドから押し出された樹脂を造形テーブルに積層させて造形を行う。
- 熱溶解積層方式は、Fused Deposition Modeling(FDM)とも呼ばれる。
- 材量にはABSやPLAといった汎用性が高く、扱い易いものが使用される。
- 現在出回っている低価格の個人向け3Dプリンターの多くは、この方式を採用している。
- 積層の縞模様が目立ちやすい。
さいごに
次回は、3Dプリンターの開梱からセットアップまでの様子をお伝えします。