こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。
これまで3DCADはじめの一歩として、「押し出し」を使用したモデリング方法を中心にお伝えしてきました。
今回は、「押し出し」以外のコマンドで、立体を作成する方法をご紹介したいと思います。
小難しい専門用語や数字は出て来ませんので、ぜひお子さんと一緒に挑戦下さい!
今回の内容
「押し出し」以外の立体を作成する方法として、「回転」「スイープ」「ロフト」「トーラス」をご紹介します。ドーナツの様なリング形を作りながら、各機能に触れてみましょう!!
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- はじめに
- 押し出し+フィレット
- 回転
- スイープ
- ロフト
- トーラス
1.はじめに
スイープ?ロフト?トーラス??
小難しい専門用語は出てこないって言ったのに!!と、お怒りの声が聞こえてきそうですが・・・ご安心下さい!
実際に操作している様子をご覧いただければ、「なんだ、こんな感じね!」と、すぐにご理解頂けるかと思います。というわけで、まずは各機能を使用している動画をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
スイープやトーラスなど一見小難しそうに聞こえますが、操作している様子を見れば簡単に使えそうだと感じて頂けたのではないでしょうか?
次からは、動画の内容をテキストで簡単にご紹介します。
実際に操作して各機能に触れてみてください。
2.押し出し+フィレット
まずは、お馴染みの「押し出し」+「フィレット」でドーナツを作成してみましょう。
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- 「スケッチ」で上から見たリング形を描く。
- スケッチを「押し出し」する。
- 全ての角に「フィレット」で丸みを付ければ完成!
3.回転
その名の通り、スケッチを「回転」させて作成します。
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- 「スケッチ」でドーナツの断面(円)と軸を描く。
- 軸を中心に断面を「回転」させれば完成!
4.スイープ
「スイープ」は、ずばり「金太郎飴」です。
もちろん飴ではないのですが、金太郎あめの様に、作りたい形の断面をガイドとなる線に沿って引き伸ばして立体を作ることができます。
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- 「スケッチ」でドーナツの断面(円)とガイドとなる線(円)を描く。
- 断面をガイド線で「スイープ」させれば完成!
5.ロフト
「ロフト」は、いくつかの断面と断面を繋いで立体を作ることができます。
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- 「スケッチ」でドーナツの断面(円)とガイドとなる線(円)を描く。
- 断面を全て選択し、ガイド線に沿って「ロフト」でつなげば完成!
複数の断面が選択できるので、例えば下図のように途中で大きさが変わるリングなど、複雑な形を簡単に作ったりすることができます。
6.トーラス
「トーラス」を使えば、はじめからドーナツ型になった立体を配置することができます。
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- 配置する場所(平面、中心点)を選ぶ。
- 全体の大きさと断面の大きさを入力し、配置すれば完成!
さいごに
いかがでしたでしょうか。「押し出し」「回転」「スイープ」「ロフト」「トーラス」、いづれの機能を使用してもドーナツを作ることができました。
もちろん、どれで作っても正解です。でも、実際に操作をしていただくと、簡単に作るなら「回転」や「トーラス」、形にこだわりたいなら「スイープ」や「ロフト」かなと感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この様に目的の形状に合わせて各機能を使い分けることで、モデリングの効率が良くなったり、作り出せる形状の幅が広がったりします。
今回ご紹介した機能も使って、様々なモデリングに挑戦してみてはいかがでしょうか。