こんにちは!ちょこっとだけCAD経験のある主婦の”まるいしお”です。

前回は、「Scaniverse」というアプリを使用してスキャンした3Dデータを加工して、3Dプリンタで造形するためのデータを準備しました。

今回は、準備したデータを使って3Dプリンタで造形した様子をお伝えします。
「Scaniverse」を使えば…

  • 子どもの作品
  • 思い出の品
  • 旅先の風景
  • 家の間取り

などなど、様々なものを3Dで残すことができそうです。
操作はとても簡単で、モデリングの知識なども一切不要です。
「思い出を残すのに写真だけでは物足りない」「手軽に3Dモデルを作成したい」という方の参考になれば幸いです。


目次

  1. 造形してみた
  2. 装飾してみた
  3. さいごに

1.造形してみた

前回作成したデータがこちらです。
「Scaniverse」でスキャンしたデータをFusion360で編集し、STLデータとして書き出しをしました。

このデータを使って、3Dプリンタで造形してみました。

全長が35mm程度のミニミニカー。
何となーーく、窓やライトの部分がそれっぽい形になっていて、サイドミラーやアンテナも申し訳なさ程度にポチッと出来ています。
造形時間は30分程度でした。


2.装飾してみた

1-2. 装飾の方法

このままでは何か分からないので装飾をしていきます。
今回は「Scaniverse」で各ビューのキャプチャをとり、それを紙に印刷して貼り付けてみました。
その手順を簡単にご紹介します。

  1. 「Scaniverse」で側面、上面、正面、背面、フロントガラスに平行な視点のキャプチャをとり、PCの画像編集ソフトで各キャプチャを現物に合わせてサイズ調整します。
    それを紙に印刷したものがコチラ↓↓です。
  2. 印刷したものを切って、液体のりで貼り付けて完成です。

今回は普通紙を液体のりで無造作に貼っただけですが、案外しっかり張り付いてくれました。
ちなみに、紙はダイ〇ーのコピー用紙を使用。
これが、まぁまぁ薄い・・・いや、かなり薄い。
その薄さのおかげか、表面の凹凸に上手いこと馴染んでくれて、貼り付けるにはちょうど良い感じでした。

1-2. オリジナルと比較

オリジナルのミニカーと比較するとこんな感じです。
約1/30サイズのミニミニカーができました!!


余談ですが、作成したミニカーの反対側はこんな感じになっています。

白っっっっっっ!!
〇んぼっちゃま状態です。
お気づきの方もいらっしゃったかと思いますが、側面視を2枚とも同じ向きで印刷していました(汗)

このミニミニカーを自分のコレクションに加えるつもりだった、長男からは猛クレーム。
でも、母の心は挫けてしまった…
いつの日か、気が向いたら印刷して、完成させたいと思います。


3.さいごに

今回、「Scaniverse」を使うことで、1時間程でミニカーを作成することができました。
モデリングの知識がなくても、手軽に3Dを作成することができるので重宝しそうです。

ちなみに、わが家では子どもが作った積み木やレールを撮影して残したりしています。
子どもが「片付けしたくない!」と渋った時に、「3Dで残せるよ~」と言うと、素直に片付けしてくれたり、しなかったり。(ダメな時はダメなんです。遠い目。)
その場合は、品質よりスピード重視なので、下の様にぐにゃんぐにゃんしがちですが、それもまた良きかな。

他にも、昼寝中の子ども(起きていると動き回るので撮れない)や、外出先の景色など、様々なものを撮ったりしています。
また、「Scaniverse」にはARや計測の機能もあるので、それらについてもいつか記事にできればと思っています。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。