
オリジナルのベイプ(電子タバコ)デバイスを作ってみたいと思ったことはありませんか?既成品にはない唯一無二のデザイン、まさにあなただけの一台を手に入れるためには、その要となる「シェル(外殻)」の製作が最も重要です。この記事では、ベイプシェルモデルの製作に欠かせない、一般的なタイプ、3D図面の作成手順、おすすめ素材について詳しく解説します。
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アイデアの参考にもなります:Vapesourcing日本
1. ベイプシェルモデルの一般的なタイプ
まずは、どんな形状のシェルを作りたいかを決めましょう。主に以下のタイプに分けられます。
ペンタイプ / スティックタイプ
細長い円筒形のシェルで、最もオーソドックスなデザイン。携帯性に優れ、シンプルな操作が特徴です。
ボックスタイプ
直方体に近い形状で、大きなバッテリーを搭載できるのが魅力。パワーと耐久性を求めるユーザーに人気です。
ポッドタイプ
コンパクトで軽量なのが特徴。POD(カートリッジ)を挿して使用する、現在最も主流な形状の一つです。
2. 3Dで図面を作成する手順
オリジナルシェル製作の核となるのが、3Dデータの作成です。一般的な手順は以下の通りです。
構想とコンセプトデザイン
まずは紙にスケッチし、どんな形で、どの部品(バッテリー、コイル、タンク etc.)を内蔵するかを決めます。既存のコンポーネントを使用する場合は、その正確なサイズを測ることが成功の鍵です。
3D CADソフトでのモデリング
Fusion 360やSolidWorksなどの3D CADソフトを使用して、スケッチを元に立体モデルを作成していきます。内部コンポーネントのスペースを確保し、実際に組み立てられるかどうかを常に意識することが重要です。
構造設計の検討
単なる形だけでなく、どのように組み立てるか(ネジ止め、スナップ結合、磁石など)、充電ポートやボタンの位置、エアフローの経路など、実用的な設計を詳細に詰めていきます。
プロトタイプの出力とテスト
完成した3Dデータを3Dプリンターで出力し、実際の部品が収まるか、強度は十分かなどをテストします。問題があればデータに戻って修正を加え、理想の形になるまで繰り返します。
3. ベイプシェルを製作するための一般的な素材
シェルの素材は、見た目や感触、強度に直結します。主に以下の素材が使われます。
ABS樹脂
軽量で衝撃に強く、加工が比較的容易なため、3Dプリントや自作モデルで非常によく使われる素材です。表面処理(塗装や研磨)もしやすい利点があります。
アルミニウム
プロのベイプデバイスで最もよく使われる金属素材。軽くて丈夫で、熱伝導性が高く、高級感のある仕上がりになります。CNC切削による加工が一般的です。
ステンレススチール
アルミニウムよりも重厚で耐久性に優れています。その分、重く、加工が難しい面もあります。
ポリカーボネート
非常に強靭で割れにくい透明樹脂です。内部の構造を見せるデザインに適しています。
まとめ:アイデアを形にしよう
ベイプシェルの自作は、3Dモデリングの知識やある程度の工具・機材が必要になりますが、その過程自体が大きな楽しみであり、世界に一つのマイデバイスを手に入れられる最高の喜びです。
まずはシンプルな形状から挑戦してみることをおすすめします。





