こんにちは!
子どもと一緒に 3D CAD やものづくりを楽しみたい、“まるいしお”です。

今回は、子どもが大好きな「国鉄特急」をクッキーにプリントしてみました。

この記事では、作成した方法や道具などをご紹介します。

デジタルツールを使うことで、いつもの手作りがワンランクアップするかもしれません。
贈り物や“推し活”のお供に、ぜひ活用してみてください。


1. 作った背景

突然ですが、わが家の子どもは卵アレルギーです。
病院の指導のもと、食べられるようになるために毎日少しずつ卵を摂取しています。

……がしかし、本人は卵を完全拒否。

コロッケ、ケーキ、ハンバーグ、、、手を変え品を変え卵料理を作りますが、ことごとく拒否。
食べたくない子ども vs 食べさせたい親 の攻防戦が、わが家で日々くり広げられています。

いよいよ料理のレパートリーも尽きてきたある日、、、

「好きなイラストが描いてあるものなら食べるのでは?」

というわけで、子どもが大好きな「国鉄特急」を卵入りクッキーにプリントしてみることにしました。


2. 印刷版をつくる

全体の流れはこんな感じです。

2.1 データの作成

まずは、印刷用の版を作るためにSVGデータを用意します。
今回は Inkscape を使って作成しました。

Inkscape については、「主婦3人組・レーザーカッターに初挑戦!~2.データの準備~」でご紹介していますので、よろしければご覧ください。

全体のイラストができたら、パーツがバラバラにならないように「橋」をかけて、シート全体をつなげるのがポイントです。(黒い部分がカットされる場所です)
すべてのパーツがつながったら、SVGデータの完成です!

2.2 シートをカットする

データができたら、カッティングプリンタでシートをカットします。
今回は家にあった少し厚めで柔らかいビニールを使いました。

さすがカッティングプリンタ。
短時間で細かい部分もきれいにカットされていてます。自分の手ではとても真似できません……!


3. クッキーを焼く

最後はクッキーづくり。

まずクッキー生地を用意して、のばします。
もちろん、生地には子どもにバレないよう卵を混ぜ込み済み。

作った印刷版を生地の上にのせます。

ココアを刷毛でそっと塗ります。この時、余分なココアをはらっておくのがポイント。
そして、印刷版を外すと――

そこには 国鉄特急 が!

あとは量産して、オーブンで焼きます。

焼き上がったクッキーがこちら!
細い線もしかっり出ています。

さっそく、子どもに食べてもらいます。

……しかし、やはりアレルギーの壁は厚く、見た目だけではごまかせませんでした。
また別の方法を試してみたいと思います。


4. さいごに

カッティングプリンタを使えば、簡単に高品質な印刷版が作れるのが本当に便利!
いつもの手作りを、ワンランクアップさせたい時におすすめです。

今回は「卵を食べてもらう」という本来の目的は果たせませんでしたが、
大好きな“国鉄特急クッキー”自体にはとても喜んでもらえました。

今度は純粋に楽しんで食べてもらえるよう、卵なしでクッキーを作ってみようと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!