こんにちは!
子どもと一緒に 3D CAD やものづくりを楽しみたい、”まるいしお”です。

今回は、 Tinkercad で作ったモデルを使って、子どもと一緒に AR で遊んでみました!!

この記事では、「子どもと一緒に楽しむ」を目的に、少しだけ工夫した内容などをお伝えします。
お子さんと一緒に 、3D CAD やものづくりを楽しむご参考になれば幸いです。


1.はじめに

夏休みのある日。
何やら楽し気に Tinkercad で遊ぶ長男。

Tinkercad は直感的で分かりやすく、見た目もカラフルでかわいいので、
子ども(5歳)も慣れれば、一人でもある程度のモデルを作ることができます。

そんなこんなで、今回は子どもが作ったモデル(〇クドナルド風の建物)を使って、 AR で遊ぶことにしました。


2.AR 表示させる方法

子どもが興味を持っている内に、サクサク作業を進めます。(重要)

2-1. 基本的な流れ

以前、Fusion360 で作成したモデルを AR 表示する、基本的な方法をご紹介しました。
>>過去の記事「「AR」で水族館を作ってみたい

今回も同様の手順で進めます。
前回と一つだけ違うのは 、Tinckercad から Fusion360 へデータを渡す部分です。

  1. Tinckercadで 3Dモデルを作る
  2.  Fusion360で USDZ形式で書き出す
  3.  iphoneで開く

2-2. 手順

それでは、具体的な手順をご紹介します。

  1. Tinckercad でモデルを作ったら、画面右上の「エクスポート」をクリックする。
  2. Fusion360」 をクリックします。
  3. 続行」ボタンをクリックします。
  4. 画面右下にある①「送信」ボタンをクリックし、表示されたウィンドウにある②「ローカルデスクトップで開く」をクリックします。
  5. こんなメッセージが表示されるので、「Nlauncher Applicationを開く」をクリックします。
  6. すると、デスクトップ上で Fusion360 が起動し、先程作ったモデルが表示されます。
  7. 必要に応じて、大人がお手伝いしながら Fusion360 で追加の編集をします。
    今回は、長男の要望で窓を追加しました。ちょっとした狂気を感じる。
  8. データが完成したら、最後にUSDZ形式で書き出します。
    この時、一度データをFusion360に保存しないと、書き出しが実行されないようです。
  9. 書き出した USDZ ファイルを、i-phone で開きます。
    今回のデータは約 2MB だったので、メール添付で i-phone へ送りました。

3.遊んでみた

無事に i-phone で AR 表示できたので、公園で大きく表示させます。
入口の「入」が反転しているのはご愛敬。

後ろ側。下にあるバーは、ドライブスルーだそうです。

中に入ってみました。

そうこうしている内に父が帰宅。
興奮気味に、作成したドライブスルーを紹介します。


4.さいごに

子どもにとっては、お絵描きツールの延長に 3DCAD があるようで、遊びの一つとして楽しそうにあれこれ作っています。

Fusion360では思う通りに作れずすぐに騒ぎ出しますが、 Tinkercad では少しずつ一人で作業を進められる時間が長くなってきました。
さすが  Tinkercad !!

そんな子どもが折角作ったデータも、PCの画面で見るだけでは勿体ない。
かと言って、造形するには・・・(そもそも、造形できるような形になっていない)

そんな時は、i-phone さえあれば気軽に AR で見ることができるのでぜひお試しください。

さいごまでお付き合い頂き、ありがとうございました。