ソフトバンク・グループのあのロボットにも「3Dプリンタ」が(2014/7/30)

1点モノにはやっぱり「3Dプリンタ」だね!!

皆さん、こんにちは。中の人ことやぎさわです。

先日、2014年9月9日から開催されるバーチャル展示会「ITmedia Virtual EXPO 2014 秋」(登録無料です!)の講演撮影に立ち会ってきました。内容は、組み込み&エレクトロニクス・ゾーンの基調講演「V-Sidoによるロボット開発」です。

登壇者は、ソフトバンク・グループのアスラテックという会社で、チーフロボットクリエーターを務める吉崎航さん。この吉崎さんが、たった1人で開発したロボット制御用ソフトウェア「V-Sido OS」をテーマに、ロボット開発の現状、今後の在り方、そしてV-Sido OSの可能性について紹介してくれます。

ここで簡単に「V-Sidoって何よ?」という方のために説明を……。

V-Sido OSは、ホビーサイズのロボットから等身大、はたまた4mサイズの搭乗型巨大ロボット「クラタス」まで搭載可能なロボット制御ソフトウェアです。このV-Sido OSが、人間による操縦、AI(人工知能)、クラウドからの「指示(知能)」と、サーボモータ、油圧、空圧といった実際にロボットを動かすための「駆動(機械)」との橋渡しをする“仲介役”として機能し、双方のさまざまな違いを吸収してくれます。また、従来のロボットのように、あらかじめ決められた(作り込まれた)モーションで動作させるのではなく、リアルタイムで関節の動きやバランスなどを計算しながらロボットの動きを自動制御できますので、センサーを搭載していなくても(搭載していればより高精度に)、安定的かつ効率的なロボットを開発することができます(詳しくはこちらの記事へ)。

今回の講演では、アスラテックが開発したコンセプトロボット「ASRA C1」ちゃん(身長120cm)も登場! 中身の入ったペットボトルを投げつけたり、台車に載せてぐわんぐわん揺らしても、椅子に載せてバンバン(椅子の足を)蹴っても倒れません。どんなに痛めつけ……じゃなく、デモを続けられてもつぶらな瞳を開けたまま、じっーと耐え続けます。なんて、カワイイやつなんだ!

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頭をパッコリと開けられ、メンテナンス中の「ASRA C1」ちゃん

その模様をここでお届けしたいのですが、そうすると誰も肝心の講演動画を見てくれなくなる恐れもあるので、本稿ではジャッキー映画のエンディングさながらのNGシーンを1つ紹介します。

生みの親である吉崎さんがペットボトルを投げつけると……。

ああ、何ということでしょう。コークスクリューパンチをまともにアゴにくらったボクサーのように、膝からがくんと落ちてしまいました(笑)。実はこれ、吉崎さんが投げたペットボトルが、ASRA C1の肩にある電源ボタンに当たってOFFになってしまったんです。いやー、まさかこんなNG動画が撮れるとは! アスラテックさん、いいネタをありがとうございます。

そうそう、このかわいらしいASRA C1は、あくまでもV-Sido OSの機能や魅力を伝えるために開発されたコンセプトロボット。ソフトバンクが発表したヒューマノイドロボット「Pepper」くんのように量産化されることはありません。そのため、外装は「3Dプリンタ」で出力したものを研磨したパーツを使っているのだとか。ふむふむ、(写真は残念ながら公開できませんが)確かに内側にはその痕跡が見てとれますね。ASRA C1のような1点ものの場合、やはり、3Dプリンタが活躍しますね! ちなみに、ASRA C1のデザインは、有名な調味料(?)のパッケージデザインなどを手掛けた有名なデザイン会社が担当したのだとか。シンプルでどこか温かみのある雰囲気が、「ロボットがそこにいる生活」を表しているように思います。いいデザインですね。

いかがでしょう。V-Sido OS、そして、ASRA C1に興味を持っていただけましたでしょうか。ぜひITmedia Virtual EXPO 2014 秋にご登録いただき、本編の動画をご覧ください。では!

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