3Dモデラボ コンテスト ~2015春~「兜デザインコンテスト」にご参加いただき、誠にありがとうございました。投稿いただきました全110データを対象に厳正なる審査を行い、「i.materialise賞」最優秀者(1名)+準優秀者(2名)および、「モデラボ賞」(1名)の選出を完了いたしました。受賞者の皆さま、おめでとうございます!
なお、今回のコンテストではブロンズ出力を前提とした体積規定・サイズ規定がございましたので、その点をクリアしている(あるいは限りなく近い数値にまで調整している)作品が最終選考に選ばれました。
それでは、審査結果を発表いたします!
¶ 「i.materialise賞」最優秀作品:
❖ See Through Kabuto “TURU-KAME” (作者: かわたん さん)
⇒「See Through Kabuto “TURU-KAME”」作品ページはこちら
審査員からの評価コメント(1):唐草模様をうまく使いながら全体をシースルーにするという発想には驚きました。規定の体積をうまくクリアしたアイデアですね。3Dプリントでしか作れない、ありそうでなかったデザインだと思います。鶴と亀をあしらった前立ても縁起が良さそうで印象的ですね(ヨウ・アンセウ氏)。
審査員からの評価コメント(2):レースのようなテクスチャーを兜に合わせたのは新鮮ですね。迫力があって強そうなエントリー作品が多い中、この作品にはエレガントな印象を受けました(ラス・オギ氏)。
¶ 「i.materialise賞」準優秀作品【1】:
❖ 烏賊兜 (作者: nao さん)
審査員からの評価コメント:もみあげのような頬のプロテクター部分が強調され過ぎているかな? と感じるところもありましたが、これは実際の“変わり兜”として存在していてもおかしくないかもしれませんね。技術的にもうまくモデリングされていると思います(ヨウ・アンセウ氏)。
¶ 「i.materialise賞」準優秀作品【2】:
❖ ウサギの兜 (作者: nao さん)
審査員からの評価コメント:コンセプトがユニークで気に入りました! 葉を錣(しころ)に見立てるのは少し無理があるような気もしましたが、鉢のモチーフに人参を使ったのはうまいですね! 愛嬌があって個人的にとても好きな作品です(ラス・オギ氏)。
¶ 「モデラボ賞」受賞作品:
❖ シメルメット-Assy (作者: meterrabbit さん)
審査員からの評価コメント:思ってもみないところからの製品アイデアでした。日常生活で使用する「兜」として、現代の自転車ユーザーにとって欠かせない「ヘルメット」に着目し、そこに新たな機能を付加するという提案が素晴らしいと思います。また、デザイン、構造、組み合わせが練られているところも高い評価ポイントでした(3Dモデラボ事務局)。
¶ 受付終了:
たくさんのエントリー、誠にありがとうございました。
2015年6月16日(火)23時59分をもって「3Dモデラボ コンテスト ~2015年春~」の作品受付を終了いたしました。
¶ 概要:
今回のコンテストのテーマは、「兜デザイン」――。
もしも戦国時代に3Dプリンタがあったら? 100年後の未来に必要とされる兜(ヘルメット)は? あなたが考える世界に1つだけの兜(ヘルメットなど含む)をデザインしてみませんか(以下、募集テーマ、投稿作品規定、応募資格などを必ず参照のこと)。
エントリー期間: 2015年4月7日(火)~6月16日(火)
応募いただいた作品は厳正なる審査のうえ、「i.materialise賞」優秀者1名と準優秀者2名、「モデラボ賞」1名を決定いたします。1人で複数作品をエントリーしていただいても構いません! たくさん応募して、豪華賞品の獲得を目指してください。
¶ 募集テーマ:
- i.materialise賞の募集テーマは、「伝統的な兜デザイン×3Dプリンティング」
- モデラボ賞の募集テーマは、「現代から未来の兜」
○i.materialise賞:
「もしも戦国の世に、3Dプリンタがあったら?」――。織田信長が、直江兼続が、黒田官兵衛がもしも3Dプリンタと出会ったら、一体どんな形状で、どんな前立てをデザインしたでしょうか。伝統を踏襲しつつ3Dプリントの魅力を最大限に生かす、戦国武将のための兜をデザインしてみませんか? 漢字、自然、日本の神々など、和なモチーフを取り入れたユニークな作品、お待ちしています!
○モデラボ賞:
「兜」は古来より、その歴史・地域などにあわせ、デザインや機能が変化してきました。モデラボ賞では、「2015年から100年後の未来までの世界」で「人間の頭部を守る」機能を実現する兜(ヘルメット)を募集します。例えば、バイク用、安全用、宇宙/深海用、100年後の未来用など、イマジネーションあふれる兜(ヘルメット含む)デザインを募集します。
▼参考記事:ブロンズで3Dプリントするってどういうこと?
¶ スケジュール:
エントリー期間:2015年4月7日(火)~6月16日(火)
結果発表:2015年6月30日(火)
※スケジュールは予告なく変更になる可能性があります。
¶ 投稿作品規定:
以下に示す全ての規定をクリアした投稿作品を対象に、審査を行わせていただきます。
- モデル体積を、3500mm³以内に収めてください。
- モデル寸法(XYZ)を、88×63×125mm以内に収めてください。
- 投稿時のSTLファイル容量を、30Mバイト以内に収めてください。
- その他、最小肉厚0.5mm、最小細部0.3mmなど、i.materialiseの『ブロンズ出力用デザインガイド』に準拠してください。

製作イメージ
¶ 応募方法:
応募の前に、あらためて上記、投稿作品規程に準拠しているかどうかご確認ください。
投稿に関しては、3Dモデラボにログインしていただき、「投稿する」からエントリー作品を投稿してください(コンテストへの投稿方法はこちら)。作品データはSTLファイル形式で、容量は30Mバイト以内。表示用のサムネイル画像を最低1点(500Kバイト以内)ご用意ください。※サムネイル画像は3点まで設定可能です。
¶ 副賞:
審査員による厳正な審査のもと、「i.materialise賞」優秀者1名と準優秀者2名、「モデラボ賞」1名を選出いたします。
○i.materialise賞 最優秀者(1名様):
作品の3Dプリント+i.materialiseで使える1万円分クーポン+イベントでの作品展示
○i.materialise賞 準優秀者(2名様):
作品の3Dプリント
○モデラボ賞(1名様):
パーソナル3Dプリンタ(ダヴィンチ 1.0A)+作品の3Dプリント
日本経済新聞社が主催する「2014年日経優秀製品・サービス賞」において、「最優秀賞 NIKKEI ASIAN REVIEW賞」を受賞したパーソナル3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0」の後継機種である「ダヴィンチ 1.0A」を、XYZプリンティングジャパン様よりご提供いただきました。ダヴィンチ 1.0Aは、従来のABS樹脂に加えて、新たにPLA(ポリ乳酸)樹脂をサポートした新製品です(詳しくはこちらをご覧ください。)。また、XYZプリンティングジャパンに関する最新情報はこちら(Facebookページ)をご覧ください。
¶ 審査員:
- ヨウ・アンセウ氏(マテリアライズジャパン社長で兜マニアのベルギー人)
- ラス・オギ氏(兜を3Dプリントで製作しているハワイのデザイナー)
- 3Dモデラボ事務局

ラス・オギ氏によるミニチュアサイズの3Dプリンタ製「兜」 ©Russ Ogi

ラス・オギ氏による兜のデザイン画 ©Russ Ogi
¶ 協賛・出力協力企業:
i.materialiseは、マテリアライズ社傘下のオンライン3Dプリントサービス。大量生産が普通になった現代だからこそ、ものづくりを通して自己表現を続けるクリエイティブな方々を応援しています。25年の経験をもとに実現される高品質な3Dプリント技術を、誰もが使えるように。頭の中のアイデアがそのまま形になる喜びを、誰もが味わえるように。金属やセラミックを含む90種類の素材と高品質な3Dプリントを、お手頃価格で提供しています(i.materialise告知ページ)。
¶ 賞品提供企業:
¶ 応募資格:
応募資格は、日本在住であること。プロ・アマ、年齢、性別は問いません。
※法人での応募も可としますが、代表者1人を必ず立ててエントリーしてください。
※提出作品は応募者が作成したオリジナルであることが前提となります(法人の場合は、企業公式キャラクターなどの利用を認めます)。
※複数作品のエントリーも受け付けます。
※ツールなど作品制作に必要な環境はご自身でご用意ください。
※作品データのファイル形式は、STL(データ容量30Mバイト以内)でお願いします。
※複数ファイルを組み合わせて1つの作品を構成しても構いません(1ファイル30Mバイト以内)。ただし、システムの都合上、1回の応募で1ファイルしか受付できませんので、複数回に分けて投稿してください。その際、複数ファイルで構成される旨を「作品説明」欄に記載してください。
¶ お問い合わせ/注意事項
本コンテストに関するお問い合わせは、こちらのフォームよりお願いいたします。
※エントリーいただいた作品データについて、著作権を含む知的所有権は制作者に帰属します。ただし、作品データの制作者は当社に対し、本コンテストの審査での利用に加え、当社が運営するWebサイト上の記事やメールマガジン、RSSなどでの公衆配信、関連イベントの告知などでの利用を許可することを事前にご了承の上、本コンテストにご応募ください。
※本コンテストを通じて取得した制作者の個人情報(メールアドレス)については、応募作品に関する確認事項の連絡および入賞の通知、関連情報の告知などで利用させていただきます。なお、個人情報の取り扱いについては、当社が規定するプライバシーポリシーおよび個人情報保護法等法令の規定に準拠して取り扱うものとします。
※エントリー作品が制作者のオリジナルのデータでないなど、コンテスト事務局側が違反と判断した場合には、作品エントリーの取り消し、受賞の取り消しを行わせていただきます。また、違反を犯した受賞者は副賞の返還ならびに全損害の賠償責任を負っていただきます。
¶ 主催
3Dモデラボ(アイティメディア株式会社)